『ストリートファイター6』全世界での売上が200万本突破。カプコンは幅広いユーザー層に向けた施策に手応え


カプコンは7月7日、『ストリートファイター6』の全世界での販売本数が200万本を突破したと発表した。本作のデータとしては、発売3日後となる6月5日に100万プレイヤー突破が報告されていた。その後も売上を伸ばし、200万本突破となったようだ。


『ストリートファイター6』は、カプコンより2023年6月2日に発売された、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作である。ゲームモード「ファイティンググラウンド」では、現在登場している18名のキャラクターを使用したオンライン対戦などが可能。新たに操作モード・モダンタイプが導入されており、方向キーとの組み合わせによりコマンド入力なしで必殺技が繰り出せるほか、アシストボタンと攻撃ボタンの連打によりコンボも可能となっている。そのほかゲームモードとしては、オンライン上でプレイヤー同士のコミュニケーションができる「バトルハブ」や、シングルプレイヤー用のストーリーモード「ワールドツアー」も存在。7月24日には、Year1追加キャラクター第1弾としてラシードが参戦予定となっている。


本作は6月2日の発売後、Steam版の同時接続プレイヤー数が最大7万人を突破。発売から3日後の6月5日には、公式から100万プレイヤー突破も報告されるなど、華々しいスタートを飾っていた。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1万573件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。遊んだプレイヤーからも高い評価を集めている。

今回の発表では、そんな本作の全世界での販売本数200万本突破が報告された。カプコンのプレスリリース内では、ワールドツアーによるシングルプレイの強化と、モダンタイプの採用などに触れた後、幅広いユーザー層に向けた施策を講じた結果200万本を達成したと記されている。カプコンは、新モードへの高評価が販売に繋がったと分析しているのかもしれない。

また『ストリートファイター』シリーズの売上としては、前作『ストリートファイターV』では発売後約1か月半の時点で、140万本ほどの売上があったという。『ストリートファイター6』は、『ストリートファイターV』を上回る販売ペースといえるだろう。累計販売本数としては、『ストリートファイターV』では発売から7年後となる2023年2月に、売上700万本突破が報告されていた。ファミ通.comのインタビュー内では、『ストリートファイター6』においては「売上1000万本を狙う」といった発言もあったが、どこまで売上が伸びるのだろうか。

ストリートファイター6』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中だ。また全世界での販売本数200万本を記念して、ゲーム内でのプレゼントも用意されているという。