ファンタジー・チーム対戦型FPS『Paladins』“Nintendo Switch版のみ”サービス終了へ。『Rogue Company』に続きSwitchでの打ち切り相次ぐ

 

パブリッシャーのHi-Rez Studiosは4月19日、チーム対戦型FPS『Paladins』のNintendo Switch版について、6月下旬にサービスを終了すると発表した。なお、本作のPC/PS4/Xbox One版はサービスが継続される。

『Paladins』は、ファンタジー世界を舞台にした基本プレイ無料のチーム対戦型FPSだ。開発はEvil Mojo Gamesが担当。本作には、個性的なアビリティを備える40体以上のチャンピオンが登場し、5対5のチームデスマッチやシージなどのゲームモードを楽しめる。また、チャンピオンにさまざまな効果を付加できるカードが存在し、そのデッキビルドによるプレイスタイルのカスタマイズ要素が特徴のひとつとなっている。

本作は2016年9月にベータテストが開始され、2018年5月にPC/PS4/Xbox One向けに正式リリース。そして翌6月にNintendo Switch版も配信開始された。ただNintendo Switch版のパフォーマンスはについて、リリース当初こそ一定の評価を得たものの、その後にはクラッシュなどの問題がプレイヤーから報告されるようになり、不満の声が多く上がる状況となってた。

今回の発表でも、Hi-Rez StudiosはNintendo Switch版のパフォーマンスについて言及。同スタジオの基準に届かない状態が続き、また直近ではPayloadモードの実装によって状況はさらに悪化したという。そして、本作のコミュニティが求めるレベルのサポートを提供することは困難であると判断し、今回サービスの終了を決断したとのことだ。

ちなみにHi-Rez Studiosは先日4月11日、マルチプレイシューター『Rogue Company』のNintendo Switch版についてもサービスの終了を発表している。こちらもパフォーマンス面の問題が存在し、その解決が困難であることが理由とされ、同スタジオのマルチプラットフォームタイトルにてNintendo Switch版のみサポートが打ち切られる事態が相次ぐこととなった(関連記事)。

Paladins』は、PC/PS4/Xbox One向けに基本プレイ無料にて配信中。Nintendo Switch版は、すでにニンテンドーeショップでの配信を終了している。そして、6月下旬にサービス終了予定だ。本作の次期アップデート「Midnight Masquerade」の配信までサポートの提供が続けられることとなり、具体的なサービス終了日については今後発表される。

なおNintendo Switch版のプレイヤーは、Hi-Rezアカウントを通じてのクロスプログレッション機能により、PC/Xbox One版に移行してプレイを継続可能だ。手続きの詳細については公式FAQを確認してほしい。