娘育成シミュレーション『火山の娘』Steamにて4月21日ついにリリースへ。日本語ボイス付きで描かれる、火山国と娘の行く末

Gamera Gamesは3月30日、『火山の娘』を4月21日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語の字幕および音声に対応。

中国のパブリッシャーGamera Gamesは3月30日、『火山の娘』を4月21日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語の字幕および音声に対応。発表にあわせて、新トレイラーも公開されている。

『火山の娘』は、プレイヤーが父親と娘を見守る、RPG要素を含むマルチエンディング育成シミュレーションゲームである。本作の舞台は、人魔大戦から長い年月が経ったファンタジー世界。火山の女神を信仰する火山国は、騎士道精神や剣と魔法を尊び、錬金術が盛んな国だ。本作のメインキャラクターは、5歳の娘をもつ父親である。彼は妻を亡くして以来、火山国で娘を育ててきた。本作でプレイヤーは父と娘の日々を見守っていく。人間と魔族の対立が激化する中、娘の成長や火山国の行末などが描かれるという。


プレイヤーは、毎月のスケジュールを選ぶことで、娘との日々を過ごす。娘には、行動力や気分といった現在の状態を示す数値と、力量/頭脳/魅力/体質/知力/感情/想像などのステータスが設定されている。プレイヤーは、毎月彼女に受けさせる授業のスケジュールを選択。たとえば、幼児期の授業には、知力と感情を伸ばす「挨拶」、体質を鍛える「探索精神」、知力を向上させる「集中」などが用意されている。上昇するステータスや気分、お金などを考慮しながら、毎月のスケジュールを進めていくのだろう。娘と過ごす中では、誕生日や火山祭といったイベントが存在。娘のステータスなどは、イベントや選択肢によっても変化していく。娘が一定の段階に成長した際には、彼女は3人の領主から1人を選び、忠誠を誓うことになるそうだ。


本作の大きな要素としては、探検が存在している。探検では娘が魔物のいる森などを、ルートを選んで探索していく。魔物と遭遇した際には、ターン制のバトルが発生。ターンごとに獲得できるエナジーを消費して行動をおこない、敵の殲滅を目指す。探検の報酬としては、お金や名声などが獲得可能。探検の要素としては、一定まで交流を深めたキャラクターを、パーティーメンバーにできる仕組みも用意されている。そのほか作中の出来事が、多数のミニゲームで表現されている点も特徴だろう。エンディングは50種類以上。娘はプレイヤーの選択によって、火山国の住民との恋愛エンディングや、好きな仕事に専念するキャリアエンディングなどを迎えるそうだ。


プレスリリースによると、本作を開発しているEgg Hatcherは、学生時代から友人だった2人組の開発チームだという。Steamでは、本作の体験版が配信中。ゲーム序盤や探検を含むパートが、30分から45分ほどの時間で体験できる。また同体験では中国語のボイスのみが用意されていたが、製品版では日本語フルボイスに対応予定。娘の日本語音声は、声優の中原麻衣さんが担当しているそうだ。

『火山の娘』は、PC(Steam)向けに4月21日に発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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