Xbox Game Passおなじみ“100円おためしキャンペーン”がいきなり終了。マイクロソフトは別のプロモーションを検討中

 

マイクロソフトは3月27日、サブスクリプションサービスXbox Game Passの一部プラン向けに提供していた、加入料金初月100円キャンペーンを終了したことを明らかにした。この週末に、同キャンペーンに関する記述が公式サイトから削除されたことが確認され、海外メディアWindows Centralなどの問い合わせに対して同社が終了を認めた格好だ。

Xbox Game Passは、Xbox Series X|S/Xbox OneおよびWindows PC向けに提供されているサブスクリプションサービスだ。加入すると、現時点で約400タイトルのゲームが遊び放題となり、ゲーム購入時の割引などの特典も用意。また、上位プランのXbox Game Pass Ultimateでは、クラウドゲームサービスXbox Cloud Gamingも利用できる。

ラインナップされたタイトルは、AAAゲームからインディーゲームまで多種多様。マイクロソフトが手がけるファーストパーティタイトルについては、発売日から提供開始されることが大きな特徴で、サードパーティタイトルについても発売日から楽しめるものが存在する。また、加入プランによってはEAのサブスクリプションサービスEA Playが含まれており、同サービス向けに提供されたEAタイトルも遊び放題となる。

*現在は「最初の1か月は100円」の部分が削除されている


これまでマイクロソフトは、上位プランのXbox Game Pass UltimateおよびPC限定プランであるPC Game Passに向けて、初回加入料金を初月100円とするキャンペーンを実施。通常の月額料金はXbox Game Pass Ultimateが1100円、PC Game Passは850円のためかなりお得なオファーだったが、このたび予告なしに終了となった。

マイクロソフトの担当者は海外メディアWindows Centralに対し、上述した初回加入者向けキャンペーンを終了したことを正式に認めた。また同社は、初回加入者向けの別のマーケティングプロモーションを検討中であるとし、将来的に何らかのキャンペーンが実施される可能性について示唆した。

今回マイクロソフトが、初月100円キャンペーンを終了した理由については不明。ちなみに、元Game Informer誌の記者で現在はゲームビジネスアナリストなどを務めるMike Futter氏は、Xbox Game Passは新規ユーザーを獲得するフェーズから、既存ユーザーを維持していくフェーズへと移行したと見解を述べている。Xbox Game Passの加入者数は、2022年1月時点で2500万人を突破したことが公表されている。