『Counter-Strike: Global Offensive』が、Steamの同時接続プレイヤー数記録を更新。132万人を突破


Valveの対戦FPS『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、CS:GO)が、Steamでの同時接続プレイヤー数の最高記録を更新した。Steamの非公式データベースSteamDBが2月11日に報告している。

『CS:GO』は、ValveがHidden Path Entertainmentと共同開発し、2012年にリリースされたタクティカルシューターだ。そのPC版はSteamにて絶大な人気を誇っており、2018年以降は基本プレイ無料にて提供されている。

Steamにおける同時接続プレイヤー数、すなわち同じタイミングでプレイしているユーザーの総数に関して、『CS:GO』はSteam全体で見てもトップクラスを維持してきた。競合するのは『Dota 2』や『PUBG: BATTLEGROUNDS』『Apex Legends』などである。そんななか『CS:GO』は、2020年に入ってから同時接続プレイヤー数を顕著に伸ばし、同年4月にこれまでのSteamの最高記録130万8963人に到達。そして今年2月11日にその記録を破ったという。最終的に132万219人にまで達している。

上述した2020年からの増加については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、いわゆる巣ごもり需要の影響を受けたものと考えられている。一方、記録更新に繋がった今回の増加理由については、同じタイミングで『CS:GO』では多数のゲーム内アイテムを収録する「Revolution Case」などが配信されており、これが呼び水となった可能性がありそうだ。これまでにも、「Operation Broken Fang」や「Operation Riptide」といったアップデート配信に合わせて、同時接続プレイヤー数の増加がみられてきた。また、本作のeスポーツ大会IEM Katowice 2023が大きな盛り上がりを見せていたタイミングでもあり、ユーザーの本作への熱が高まっていたという見方もできるかもしれない。

今回の記録更新後も、本作の同時接続プレイヤー数は約130万人に達しており、2位以下を大きく引き離している格好だ。ちなみに直近での2位は、先日発売されたばかりの『ホグワーツ・レガシー』の約88万人である。同作は、デラックスエディション購入者向けの先行アクセス期間中に、Steam版の同時接続プレイヤー数が約49万人を記録し注目を集めた(関連記事)。その後ローンチを迎えさらに記録を伸ばしているが、それでも『CS:GO』が圧倒しているかたちである。

『Counter-Strike: Global Offensive』は、PC(Steam)にて基本プレイ無料にて配信中だ。