『カウンターストライク2』配信初日からプレイ人口100万人超えのロケットスタート。前作『CS:GO』の人気がそのままスムーズに移行

 

Valveは9月28日、『Counter-Strike 2(カウンターストライク2)』(以下、CS2)を基本プレイ無料にてリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく最大同時接続プレイヤー数が126万人を突破する盛況を見せている。

『Counter-Strike 2』は、対戦FPS『Counter-Strike』シリーズの最新作だ。同シリーズは、対テロ特殊部隊とテロリストに分かれて戦う、オンライン対戦がメインコンテンツとなっている。これまでは最新版『Counter-Strike: Global Offensive』(以下、CS:GO)が、2012年のリリース以来長らく人気を集めつづけていた。

そして今年3月には、最新作となる『CS2』が発表。スモークの挙動、ビジュアルの見直し、各マップのアップグレードなど、『CS:GO』から多くの要素を刷新するとし、『CS:GO』プレイヤーを対象にテストが実施されていた(関連記事)。

本作は公式Xアカウントによる複数回の“配信日匂わせ”を経て、ついに9月28日にリリース。配信開始を伝える投稿には、プレイヤーだけでなく前作『CS:GO』のプロチームからの反応なども散見され、コミュニティからの注目度合いの高さがうかがえる。

そんな『CS2』は、SteamDBによるとリリース当日からさっそく最大同時接続プレイヤー数が126万人を突破している。根強い人気を誇るシリーズだけに、ロケットスタートを切ったようだ。また本作は『CS:GO』と置きかわるかたちで配信されたため、『CS:GO』での同時接続プレイヤー数を引き継ぎつつ、新作によってプレイヤー数が上乗せされた側面もありそうだ。

2012年にリリースされた前作『CS:GO』では、2014年に同時接続プレイヤー数が10万人を超えてから順調に増加しつづけ数十万人ほどで推移していた。2018年に基本プレイ無料に移行した際にもプレイ人口は増加。右肩上がりをつづけ、2020年には同時接続プレイヤー数100万人の大台を突破していた。

その後、プレイ人口は100万人前後を保ちつつ、2023年3月に『CS2』が発表。後継作への期待からか、今年はほぼすべての期間で同時接続プレイヤー数が100万人を突破していた。『CS2』はそういった、かねてより続いていた『CS:GO』の人気を受け継いでリリースされたかたちだ。『CS:GO』に置き換わるかたちのリリースとはいえ、すぐさま約126万人もの同時接続プレイヤー数を集めているのは注目されるところだろう。前作からスムーズに移行したプレイヤー数の多さも、一因となっていそうだ。


なお『CS2』のSteamユーザーレビューを見ると、一部環境においてサウンド面の不具合などが発生していることも報告されている。高い人気を誇るシリーズの最新作において、今後どのようにサポート・サービスが展開されていくのかも注目されるところだろう。

『Counter-Strike 2』はPC(Steam)向けに、基本プレイ無料で配信中だ。