オープンワールド・サバイバルホラー『Sons of the Forest』早期アクセス配信へ方針転換。発売延期“しない”ための決断


Endnight Gamesはオープンワールド・サバイバルホラー『Sons of the Forest』を早期アクセスとして配信開始すると発表した。本作はPC(Steam)向けに2月23日の配信開始が予定されている。なおSteamストアページ表記によれば、日本時間においては2月24日発売予定で、ゲーム内は日本語表示にも対応する見込み。

『Sons of the Forest』は、食人族との戦いを描くオープンワールド・サバイバルホラーゲームだ。前作『The Forest』も同様のコンセプトの作品として、2014年からSteam早期アクセス配信を開始。2018年には正式リリースを迎えていた。続編である『Sons of the Forest』でも引き続き、食人族相手の壮絶なサバイバルを体験できるようだ。前作同様協力マルチプレイにも対応しているほか、トレイラーなどからは銃器などの武器が充実した様子も見られる。

今回、開発元Endnight Gamesは本作を正式リリースではなく、早期アクセスとして配信開始することを発表した。発表において開発元は、アイテムやゲームメカニクスの追加、ゲームプレイのバランス調整など、本作にはまだまだ実装したい要素が数多くあると言及。しかし発売日のさらなる延期は望んでおらず、早期アクセスとして配信開始することを決定したとしている。本作は当初2022年5月の発売が予定されていたものの、同年10月に延期。さらに今年2月23日に再延期となっていた(関連記事)。

なお先述のとおり、前作『The Forest』も早期アクセス配信にて開発が進められた作品だ。前作は2018年11月時点で累計530万本を売り上げるなど、大きな成功を収めた(関連記事)。今回の発表において開発元は、前作の主な成功要因は、早期アクセス配信としてフィードバックやバグ報告を募りながら開発を進めたことであるとしている。続編『Sons of the Forest』でも同様の開発態勢がとられることが、発売目前にして決定した形だ。


Steamストアページによると、本作の早期アクセス配信期間としては6か月~8か月が予定されている。期間は変更の可能性もあるといい、開発元が可能な限り最高の状態に仕上げられたと確信したバージョンにて、正式リリースとなるそうだ。早期アクセス配信時点で本作は、シングルプレイおよび最大8人のマルチプレイが可能。ストーリー要素のほか、新たな建築システムや多彩な新武器など、盛り沢山の内容となるとされている。なお正式リリース時に価格を引き上げる予定はないとのことだ。

まもなくの発売を控え、早期アクセスでの配信開始となることが発表された『Sons of the Forest』。前作が人気を博したこともあり、続編である本作はユーザーの大きな期待を受ける作品といえるだろう。そんななかで本作は、開発元が納得のいく状態となるまで発売延期を重ねるのではなく、ユーザーのフィードバックを受けて磨き上げていく開発方針がとられたようだ。

『Sons of the Forest』は2023年2月23日、PC(Steam)向けに早期アクセス配信開始予定。Steamストアページ表記によれば、ゲーム内は日本語表示にも対応する。