基本プレイ無料自作メカ対戦ゲーム『ROBOCRAFT 2』正式発表。敵も味方もぶっ壊れる手づくりメカバトル

 

デベロッパーのFreejamは2月3日、『ROBOCRAFT 2』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。Steam向けには2023年夏に早期アクセス配信開始予定とされている。また、公式サイトではアルファ版が配信中だ。

『ROBOCRAFT 2』は、自作のメカに乗り込んで戦う、対戦アクションゲームだ。プレイヤーはブロックやさまざまなパーツを組み合わせてメカを作成。愛機を駆り、PvPの多人数戦を繰り広げる。本作は『ROBOCRAFT』の後継作となり、開発は引き続きイギリスのスタジオFreejamが手がける。

本作ではバトルに用いるメカをプレイヤーが自作することになる。ブロックのほか、サーボモーターやジョイントを組み合わせて機体を設計。ほかのプレイヤーが作成した機体を使用することもできる。バトルの際には物理演算が適用される点が特徴だ。丹精込めて組み上げた自分と敵のメカが破砕していく、派手な戦闘模様も本作の持ち味だろう。なお物理演算により機体の重心なども考慮する必要あり。バトルの前段階で安定した機体づくりをおこなうことも、勝利のカギとなりそうだ。

前作からの大きな変更点として、今作では機体から降りてパイロットを操作可能。パイロット状態でのみ侵入可能なエリアや、操作可能なギミックが用意されるという。パイロットはアサルトライフルを装備しており、パイロット同士での戦闘も展開。なおアサルトライフルは敵のメカに対してあまり効果的ではないとのことだ。

またパイロット状態であれば基地に戻ることが可能。Switch Plateと呼ばれる設備で別の機体を呼び出すシステムも実装予定だそうだ。同システムを用いて、相手の機体特性に応じるような違う機体を呼び出し対抗することもできるという。そのほか本作には複数のパイロットで分担操作するMegabotなる機体も登場するとのこと。ひとつの愛機に固執せず、別の機体やパイロット状態を使い分ける戦略性が今作の特徴となりそうだ。



前身となる『ROBOCRAFT』は累計で1600万人以上がプレイしたとされる人気タイトルだ。Steamストアレビューでは約11万8000件を集め、うち72%が好評の「やや好評」ステータス。特に早期アクセス配信当初の、自作メカで戦うカジュアルかつ派手なバトルが評価を受けた。一方で早期アクセス配信中には対戦人数が12対12から8対8になるなど、ゲームシステムやルールが大きく変更。カジュアルな楽しさが失われ、勝つためのメカづくりの幅が狭まったとの声も見られる。

『ROBOCRAFT 2』についても、早期アクセスとして配信予定。早期アクセス配信期間は約1年を予定しており、プレイヤーと対話し、フィードバックを受けながら開発を進めていくそうだ。本作では調整において、カジュアルさと競技性のどちらを重視するのかも注目されるところだろう。

『ROBOCRAFT 2』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに基本プレイ無料で配信予定。装飾アイテムによるマネタイズが予定されており、装飾アイテムが対戦に影響することはないとのことだ。公式サイトではアルファ版が配信中。