スクエニ元社員2名(中裕司氏含む)がインサイダー取引の疑いで再逮捕。今度は『FF』新作ゲームに関する大量買付疑惑

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東京地検特捜部は12月7日、金融商品取引法違反の疑いでスクウェア・エニックスの元従業員ら2名を再逮捕したと発表した。再逮捕されたのは、佐崎泰介容疑者と中裕司容疑者。両名はすでに『ドラゴンクエスト』新作アプリに関するインサイダー取引による金融商品取引法違反の疑いで逮捕されていたが、今回は別件で逮捕されることとなった。

共同通信の報道によると、中容疑者はスクウェア・エニックスとエイチームのモバイル向け新作ゲーム開発についての未公開情報を知り、2021年1月下旬~2月下旬ごろ、エイチームの株計約12万株を計約1億4470万円で買い付けた疑いがもたれている。佐崎容疑者についても、約1億円買い付けていたそうだ。(日テレNEWS)。

スクウェア・エニックスとエイチームがタッグを組んだタイトルとしては、『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』があげられる。同作は、人気IP『ファイナルファンタジーVII』を用いたバトルロイヤルゲーム。来年1月をもってサービス終了が決定しているが、タイトル発表時は驚きをもってとらえられ、エイチームの株も急騰していた(四季報)。日テレNEWSは関係者談として、今回対象となったタイトルは『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』であると報じている。


中容疑者と佐崎容疑者はスクウェア・エニックスとエイチームの協業を前もって知り、株を買い付けたようだ。両名については、前述したように、『ドラゴンクエストタクト』が公になる前の情報をもとにAimingの株を買い付けた疑いで逮捕されている。同事件での中裕司容疑者の買付は約280万円程度だったが、今回は約1億4470万円を買い付けたと報じられており、かなり規模が大きいことがうかがいしれる。なお、中容疑者のスクウェア・エニックス在籍時の行動については、週刊文春なども報じていた。



※ The English version of this article is available here

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