『テラリア』開発元がおやすみ宣言。“次の最終アップデート”に向けしばらく休憩


テラリア』の開発元Re-Logicが休暇に入り、 “次の最終アップデート”に向けた開発は来年2023年1月から再開するという。同スタジオのバイス・プレジデントを務めるWhitney Spinks氏が明かしている。

『テラリア』においては、今年9月にバージョン1.4.4アップデート「Labor of Love」が配信。同アップデートでは、同作を愛するユーザーに向け、新たなコンテンツを追加したり、遊びやすさを向上させたりする改良がなされた。そして9月22日にはさらなるアップデートとなるバージョン1.4.5が発表され、2023年に配信されると告知された(関連記事)。Re-Logicでは目下、同バージョンの開発が進められているわけだ。


Whitney氏は本日12月6日、Re-Logicの年内の業務を終了すると宣言。開発チームが今年なしとげた仕事を誇りに思うと伝えている。 “次の最終アップデート”に向けた開発は1月より再開されるとのことだ。リプライには、スタッフたちが素晴らしい休日としてクリスマスや年末年始を過ごせるように願うファンが散見される。ファンたちもRe-Logicのスタッフを労っているわけだ。中にはRe-Logicがスタッフを大切にする会社である点について称賛する意見も見られる。


なお今年9月には、『The Callisto Protocol』開発元Striking Distance Studiosにおける過酷な労働環境が示唆され物議を醸した(関連記事)。そしてStriking Distance Studiosの労働環境を批判する形で、Re-Logicの普段の労働環境が明かされたことがある。Re-Logicの社長兼創設者Andrew Spinks氏によれば、Re-Logicは週4日勤務で休暇が多く、ボーナスも頻繁に支給されるとのこと。同氏は、どれほど情熱的であってもスタッフたちは仕事以外の生活を送るべきだと付け加えている。今回のスタジオの休息も含め、スタッフのプライベートも重視するRe-Logicの経営方針には、ユーザーからも賛辞が贈られている。


なお“次の最終アップデート”となるバージョン1.4.5の内容は一部明かされており、『Dead Cells』とのコラボが実施されるとのこと。『Dead Cells』側では「Everyone is Here Vol. II」アップデートにてすでに『テラリア』とのコラボ要素が実装。同アップデートはさまざまなインディーゲームとコラボする内容であり、『テラリア』もそのうちの1タイトルに含まれる格好だ。

そしてRe-Logicは「2023年はクロスプレイの年にしたい」とも述べている。同スタジオは本格的にクロスプレイ実装に向けての取り組みを進めているという。ただし、すべてのプラットフォームで同じバージョンが配信されていなければ、クロスプレイの実装は不可能だそうだ。クロスプレイの実装時期は、1.4.5の内容や配信時期にも大きく依存するとのことである。

次回アップデートに向けてスタジオの休息を設けたRe-Logic。2023年はバージョン1.4.5だけではなくクロスプレイの実装も見込まれており、『テラリア』に大きな変化が訪れる年になりそうだ。そうした大仕事を前にすることもあり、スタッフはじっくりと休息をとる形となるのだろう。来年でリリースから12年を迎える本作の、さらなる飛躍に期待したい。