PC版『レッド・デッド・リデンプション2』がSteam最大同時接続プレイヤー数をぐっと更新。最安値更新で需要なだれ込みか

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Rockstar Gamesが手がけたオープンワールドゲーム『レッド・デッド・リデンプション2』がつい先日、Steamにて最大同時接続プレイヤー数を更新したようだ。Steamでは2019年より配信開始された本作。発売より約3年が経過した今になって、なぜ最大同時接続数を更新したのだろうか。


『レッド・デッド・リデンプション2』は2018年にRockstar Gamesより発売された、西部開拓時代末期を舞台としたオープンワールドゲームのシリーズ最新作。19世紀末、移民の増加とフロンティアの消滅とともに開拓時代は終わりに近づき、現代アメリカへと変化を遂げようとしていた。ガンマンと無法者が姿を消しつつある時代の変わり目真っ只中で、主人公である“アーサー”を含む無法者たちは、現代化の波から逃れるべく、アメリカ中部(ハートランド)およびフロンティアの過酷な大自然を冒険することになる。

広大なオープンワールドで繰り広げられる膨大なミッションやサブミッションの数々。作り込まれた世界観と濃厚なストーリーなどが非常に高い評価を得ており、Steamでは28万件以上のユーザーレビューが寄せられ、ステータスは「非常に好評」となっている。そんな本作がSteam版リリースから3年経過した今、同プラットフォームにて最大同時接続プレイヤー数を更新したようだ。


『レッド・デッド・リデンプション2』のかつてのSteam最大同時接続プレイヤー数は約5万5000人。本作がSteamで発売された、2019年12月当時の記録だ。しかし、約3年の時を経た今年11月27日になり、本作の最大同接続プレイヤー数は約6万6000を記録(SteamDB)。リリース直後の記録を約1万人上回る数字を叩き出した。なぜ発売から3年が経過した今になって最大同時接続数が更新されたのだろうか。その背景にはSteamオータムセールによる大幅値引きのほか、“フルプライス”な大作購入にあたっての消費者心理もありそうだ。

本作Steam版の定価は8618円と、いわゆるフルプライスとなっている。しかし、現在Steamにて開催されているオータムセールにて、過去最大の値引率となる67%オフでの購入が可能となっている。このことがきっかけとなり、購入者が増加。最大同時接続者数の更新に繋がったものと考えられる。また、同様の出来事は過去にも発生しており、2021年11月のSteamオータムセールにて、当時における過去最大割引となる50%オフでの販売がされた際にも、本作の最大同時接続者数は激増。平時の接続数の2倍近い数字となる約4万人を記録している。定価が高いゲームにおける大幅な割引は、プレイヤー数の増加に大きな影響を与えるようだ。


また本作は非常に根強い人気を誇っており、評価も高い。Steamにて配信が開始された3年前から現在までの平均同時接続数は、約2万人を保って推移している。本作コンソール版の発売当時においては、アメリカの労働者が一斉に仮病で休むという社会現象にまで発展するほどの人気を誇っていた(関連記事)。人気かつ高評価の話題作であった本作を遊びたいと思いつつ、フルプライスゆえに“セール待ち”の構えを取るユーザーが多かったのかもしれない。今回のSteam最安値更新で、そうした需要が一気に開放されたとも考えられるだろう。

『レッド・デッド・リデンプション2』は現在Steamにてオータムセールとして、過去最安値となる2843円で販売中。期間は日本時間で明日30日午前3時まで。過去一番のセールとなっているこの機会に、西部のアウトローとしての人生を体験しみてはいかがだろうか。

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