『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』にはアルドラなど5人の仲間が新登場。個性豊かなキャラをおさらい

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スクウェア・エニックスより発売予定の『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』。PC(Steam)およびNintendo Switch/PS5/PS4/iOS/Android向けに、12月1日(Steam版は12月2日)リリース予定だ。本作では旅の途中で多くの仲間たちと出会い、共に戦いを繰り広げていくことになる。本稿ではリマスター版で初めて本作をプレイする方のために8人の主人公と、リマスター版で新たに仲間になる5人のキャラクターをおさらいしていきたい。


8人の主人公

第1作の『ロマンシング サ・ガ』以降、『サガ』シリーズでは複数の主人公の中から1人を選択して冒険を始めるシステムが採用されている。『ロマンシング サ・ガ』のストーリーをベースにしている『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』でも同様で、本作では8人の主人公から1人を選び、冒険を繰り広げることになる。彼らは生まれや育ちといった境遇から、ステータスも異なっているため、どのキャラクターを主人公に選択するかで、どのキャラクターを仲間にすべきかも変わってくるだろう。

また、主人公キャラクターの選択時、それぞれのキャラクターは特定のクラスを選択できる。クラスを選ぶと初めから対応したスキルをもった状態でゲームを開始できるほか、冒険を有利にする特性をもっている。基本的にはクラスを選択してゲームをスタートするといいだろう。


貴族の息子・アルベルト

アルベルトは、ローザリア王国イスマス城の城主・ルドルフの長男。幼少の頃から勉学や剣術において厳しい教育を受けてきたアルベルトは、王国の騎士になることを夢見る正義感あふれる青年だ。ゲーム開始時に選択できるクラス「辺境警備兵」は、敵の先制攻撃を防ぐ「早期警戒」の特性をもっている。さらにアルベルト自身が光術法スキルを備えたキャラクターだ。

なお、先日放送された「#ミンサガリマスター まるわかり生放送」では『サガ』シリーズ総合ディレクターの河津秋敏氏が出演。「『サガ』シリーズ初めての人に遊んでみて欲しい主人公は?」という問いに対し、同氏はアルベルトを挙げていた。オーソドックスであり、遊びやすくもあり、ストーリーに起伏もある点が、オススメされている。また冒険の目的が明確なため、フリーシナリオシステムを採用した本作でもストーリーを見失わずにゲームが楽しめるとのこと。ただし、最初のボスが強いなど、一筋縄ではいかないキャラであることも付け加えている。


遊牧民の娘・アイシャ

アイシャは、ドライランドに広がるガレサステップに住む遊牧民であるタラール族の少女だ。両親を亡くし、祖父である族長のニザムに育てられた過去をもつ。ゲーム開始時に選択できるクラス「薬草摘み」は、薬草採取の際に種類がわかるようになる「薬草博士」の特性をもっている。薬草は調合の際に使用し、回復アイテムを作り出すことができる。場面を問わず役立つスキルとなるだろう。


冒険者・グレイ

グレイは、財宝を求めて世界中を巡る冒険家だ。ゲーム開始時に選択できるクラス「剣士」は、アタックモードの際に攻撃力が上がる「猛撃」の特性をもつ。アタッカーとしての役割を務めることができるクラスだ。腕力も高めなので、前線で攻撃に専念させるのに適したキャラクターだろう。


森の番人・クローディア

クローディアは、迷いの森で森の番人として暮らしている。彼女は、古くから森に住んでいた魔女に育てられた過去をもっており、その出生には大きな秘密が隠されているという。ゲーム開始時に選択できるクラス「森の番人」は、まれにBPの消費を抑える「精神統一」の特性をもつ。戦闘中に必ず発動する効果ではないが、技を何度も使うことになる長期戦で役に立つ特性だ。


都会の盗賊・ジャミル

ジャミルは、クジャラートの首都であるエスタミルを活動の拠点とする盗賊。孤児として育った過去があるものの、楽天的でお調子者な性格の青年だ。彼はしがない盗賊を続けながら、本作のキーアイテムであるディステニィストーンを手に入れるという夢を抱いている。ゲーム開始時に選択できるクラス「シティシーフ」は、宝箱や財宝を発見するフィールドスキル宝箱サーチおよび財宝サーチの効果範囲が広くなる「発見術」の特性をもつ。本作ではフィールド上に見えない宝箱や財宝が存在しており、近づくと発見できる。宝を発見可能な距離が広くなる効果があるため、トレジャーハントの際に役立つはずだ。

ちなみにジャミルは、先述の公式生放送にて「『サガ』ファンかつ『ミンサガ』未プレイの人に遊んでみて欲しい主人公は?」という問いの答えとして、河津氏が名前を挙げていたキャラクターだ。キャラクターボイスを担当している吉野裕行さんの声やストーリー、さらにはスタート地点なども加味した上でイチオシとして語っている。


辺境の戦士・シフ

シフは、南端の地であるバルハラント出身の女戦士だ。ガトの村で両親の影響を受けて生粋の戦士として育ち、村を守っている。バルハラントを離れたことがない彼女は、ある理由から旅に出ることになる。ゲーム開始時に選択できるクラス「バルハル戦士」は、暗闇や眠りといった肉体的な状態異常からの復帰が早くなる特性「タフネス」をもっている。8人の主人公の中でもっともHPが高く、腕力もグレイと並んで高いため、前線で戦うのに適したキャラクターだ。


海賊・ホーク

ホークは、海賊船・レイディラック号の船長を務める男だ。彼は無益な殺生はしないという考えをもっており、それに共感する者も多いようだ。ゲーム開始時に選択できるクラスは、バトル中に素早く行動ができる特性「疾風」をもつ「海賊」。海賊は必要スキルの1つに「水術」があり、ゲーム開始時に海賊を選択すれば、そのスキルを所持した状態から始めることができる。水術では回復術「癒しの水」を使うことが可能。素早く行動できる疾風を生かして回復役を務めることも可能となる。いざという時のために、ぜひ覚えさせておこう。


旅の踊り子・バーバラ

バーバラは、世界中を旅して回る旅芸人一座に属している。踊り子として公演をおこなっている彼女だが、この世界を生きるための処世術や、武芸も身につけている。ゲーム開始時に選択できるクラス「旅芸人」は、敵に連携をさせにくくする「かく乱」の特性をもつ。さらにバーバラは魔術法スキルを固定で所持している。術向けのステータスは高くはないが、あえて術使いにするのも面白いだろう。

これらの8人が主人公として選べるキャラクターだ。オリジナル版未プレイの方には、説明だけではどのキャラクターにすればいいか判断ができないかもしれない。まずは好みの主人公でプレイして、お気に入りのキャラクターを見つけるのもいいだろう。


新たに加わる5人のプレイアブルキャラクター

『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』では、オリジナル版では仲間にならなかったキャラクターが、プレイアブルキャラクターとして仲間にできる。その5人のキャラクターたちも紹介していきたい。


シェリル

シェリルは世界各地を放浪する謎めいた女性だ。自分は他人を不幸にすると信じている彼女は、人との関わりを避けている。バーでの彼女との初遭遇イベントで、その様子を確認できるだろう。彼女は、自分自身にも理由はわからないがダイヤモンドの指輪を大切にしている。そのダイヤモンドの指輪が物語に大きく関わることになる。


モニカ

モニカはバファル帝国の騎士であり、誠実で実直な女性だ。オリジナル版で仲間になったジャンは同じ帝国の騎士として仲間であり、訓練生時代から付き合いがある。ちなみにバファル帝国西部にあるローバーンには彼女の家があり、ジャン関係のイベントで訪れることになる。


マリーン

マリーンは海沿いの町で出会うことになる少女だ。海神ウコムを信奉する少女で、主人公たちになくなってしまったニンフ像の捜索を依頼してくる。その後も各地の港で出会うことになるため、印象に残っているプレイヤーも多いだろう。また彼女のクラスは、新クラスである海神の使い。ウコムを信奉する彼女らしいクラス設定がなされている。


フラーマ

フラーマは、不思議な予知能力をもつバイゼルハイムの術士だ。ディステニィストーンの1つ「火のルビー」を守っている。オリジナル版で仲間になるフリーレは、彼女の姉である。余談だが、声優の幸田夏穂さんはフラーマ、フリーレ両方の声を担当。リマスター版でフラーマの声を新規収録するにあたって、フリーレの追加ボイスも収録したと本作プロデューサーの三浦宏之氏が明かしている。フリーレ関係のイベントにもちょっとした追加があるのかもしれない。


アルドラ

アルドラは、作中で語り継がれる伝説に登場するミルザに縁がある女性だ。ミルザは、デス、サルーイン、シェラハら三邪神と神々の王エロールの戦いの中で散っていった英雄である。アルドラは、オリジナル版ではエンディングのみに登場。その際にキャラクターのモーションまで作成されていたそうで、「せっかくだから」ということでリマスター化にあたって追加されたとのことだ。

彼女を仲間にすることでミルザにまつわる追加シーンも見られるようになっており、過去の話を若干補完しているとのこと。太陽の祭壇などを訪れることでアルドラのイベントが発生するそうだ。

以上の5人が追加のプレイアブルキャラクターとなる。各追加プレイアブルキャラクターの加入条件については、「#ミンサガリマスター まるわかり生放送」で明らかになっている(映像内1時間26分40秒頃から)。多分に本作のネタバレが含まれているため、未プレイの方は一度プレイした後に見るといいだろう。

もちろん彼女たち以外にも、オリジナル版から続投するキャラクターが、名前の付けられたキャラクターだけで20人以上登場する。そこに追加キャラが増え、より選択肢が増えたかたちだ。最大5人までしか入れることができないパーティーにどの仲間を入れるか、構成で悩まされるのも『サガ』シリーズの楽しみ方の1つだ。

なお、本作は周回プレイを前提に作られており、キャラクターのステータスなどが引き継ぎ可能となっている。最初は扱いにくいキャラクターでも、育成に手間暇をかければ最前線で活躍させることも可能。見た目や声、性格といったバトルとは一切関係ない好みでパーティーを構成して好きな武器や術を使わせて冒険するのも、楽しみ方の1つだ。

『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』は、PC(Steam)および、Nintendo Switch/PS5/PS4/iOS/Android向けに、12月1日(Steam版は12月2日)発売予定だ。