美麗&グロテスクな強烈ホラーゲームがUE5で開発中。ホラーゲーム名門出身者が目指す「一線」越え


開発者のArtur Łączkowski氏は11月16日、開発中のホラーゲームの動画を公開した。同氏は今年3月まで、『Layers of Fear』などで知られる開発元Bloober Teamに在籍していた人物。Unreal Engine 5を利用しているというゲーム内映像は極めて衝撃的だ。

*下記ツイートに実際の動画が埋め込まれている。四肢切断やカニバリズムの要素があるため、閲覧には注意されたい。

https://twitter.com/arturlaczkowski/status/1592877527277899777

今回公開された動画は、一人称視点で収められている。まずは血みどろの廊下から始まり、あたりにはなにやらくちゃくちゃという湿った音が響く。視点が廊下を進み、開いたドアを覗き込むと、そこでは少年が肉を食べていた。発見された少年はなにやら怯えた様子を示すものの、怯えたいのはこっちである。

開発者であるŁączkowski氏によれば、上述の動画はゲームエンジン内でのリアルタイム描画とのこと。本作はUnreal Engine 5の先進テクノロジーを活用して作られているそうだ。動画は一人称視点であるものの、ゲーム内容は三人称視点のサバイバルホラーになるとのこと。そして「今までどの大手開発元も超えたことのない一線を超える」との目標を伝えている。また、まだ多くは明かせないものの「ビッグネームと大きな予算が関わる、大プロジェクトになる(it’s a big project, with big names and budget.)」としている。11月11日には同作に関連するらしき画像も公開されており、そちらも非常に痛々しい描写があるため、閲覧には注意してほしい。

Łączkowski氏は、Bloober Teamにてホラーゲーム『The Medium -霊-』の開発に参加。レベルデザイナーを務めていた人物だ。同氏は今年3月にBloober Teamを退職し、しばらくゲーム開発などから距離を取って休息をとる旨を明かしていた。それから半年以上を経て、新作開発の告知と衝撃的映像の公開に至ったわけだ。

https://twitter.com/arturlaczkowski/status/1488188735497936903
Łączkowski氏が開発に苦心したという『The Medium -霊-』のワンシーン

なお、Łączkowski氏は過去に個人プロジェクトとして、三人称視点ホラーゲーム『Death of Rose』の開発を発表していた(関連記事)。しかし、こちらは後に開発がキャンセルされている。つまり、今回動画が公開されたのは、タイトルすらわからない謎の作品となる。同氏がホラーゲーム開発にで培った手腕は、どう生かされていくだろうか。