スクウェア・エニックスは10月20日、『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)の新映像を公開した。久々の情報公開となる。
『FF16』は、『FF14』を手がけた第三開発事業本部が開発を担当。スクウェア・エニックスの数多くの作品にてバトルデザインなどを手がけてきた髙井浩氏がディレクターを務める。『デビル メイ クライ』など数多くのアクションのバトルに関わってきた鈴木良太氏も携わっているほか、プロデューサーとしては吉田直樹氏が名を連ねている。音楽については、『FF14』の祖堅正慶氏が担当するとのこと。
舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、悲劇へと巻き込まれていく。
今回公開された「FINAL FANTASY XVI “AMBITION”」と題された新映像では、舞台設定や各国を紹介する内容となっている。ロザリア、ザンブレク、ウォールードのほか、共和国のダルメキアや鉄王国などさまざまな国が登場し、各国が衝突していくさまが描かれる。それぞれのキャラクターのカットシーンや召喚獣のバトル、アクション要素の色濃い戦闘シーンなどさまざまなシーンを収録。「これが召喚獣大戦の始まりである」とし映像は締めくくられる。
あわせて、プロデューサー吉田直樹氏とディレクターの高井浩氏がコメントを寄せている。
プロデューサー 吉田直樹 コメント
みなさんこんにちは、ファイナルファンタジーXVI プロデューサーの吉田です!
お待たせしました、トレーラー第三弾「AMBITION」を公開させていただきました。今回はアクションよりもFFXVI の世界観や、ドミナントたちを中心としたキャラクター性を盛り込んだ内容となっています。開発も佳境に入り、デバッグと調整、最後のクオリティアップ、そして最適化を進めているところです。黄昏の時代を迎えているヴァリスゼア、そこで繰り広げられる戦いと、ドミナントたちを巻き込む大いなる運命。マザークリスタルを巡る熾烈な覇権闘争の先に待つ物とは……。といった形で、今後はぜひストーリーにもご注目ください。ここから先、いよいよディレクターである髙井、シナリオとクリエイティブディレクターを担当した前廣、世界設定やローカライズディレクターを担当したコージ・フォックスなど、スタッフのインタビュー掲載も始まっていきますので、そちらも合わせてご確認いただけますと幸いです!
ディレクター 髙井浩 コメント
みなさんこんにちは、ファイナルファンタジーXVI ディレクターの高井です。今回公開させていただいた第三弾トレーラーですが、お待たせした分見どころ満載となっております。重厚な世界観とキャラクター達の織り成す物語を色々想像していただける内容になっています。開発はいよいよ大詰め、スタッフ一同より良いゲームにすべく最終調整とデバッグ作業に奔走しています。かなり手ごたえのあるゲーム内容に仕上がってきていますのでご期待ください。皆さんには今回のトレーラーを見ていただいて、このヴァリスゼアという世界でどのような物語が紡がれていくかを想像しながらもうしばらくお持ちいただければと思います!
『FF16』はPS5向けに2023年夏発売予定だ。公式ティザーサイトも更新されているので、チェックしておこう。