クトゥルフ神話ADV『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』PC/スマホ向けに配信開始。正気を蝕まれる廃病院探索


Gotcha Gotcha Gamesは10月19日、『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/DLsite)/iOS/Android。価格はSteam版が税込1200円、DLsite版が税込1210円、スマホ版が税込1000円となっている。

『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』は、クトゥルフ神話の世界観をモチーフとしたアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、人気のない荒廃した病院だ。主人公は、自分が何かに変質していくような悪夢から目覚めると、病室に囚われていた。自分の名前や年齢は覚えているものの、病室にいる理由は思い出せない。両手には手錠がかけられており、身動きできない状態だ。そんな中、主人公の元へ味方を自称する何者かの声が響く。主人公は声の提案に従い、病院からの脱出を目指して行動。狂気の力に支配されながら、未知の存在がうごめく病院の中を探索することになる。


主人公は能力値とダイスを使って、病院内に隠された何かへと立ち向かっていく。本作では、ゲーム開始時に主人公の能力値を決定する。能力値は、身体能力/精神力/知識/精密性/感覚/幸運の6種類。能力値は合計が決まっており、ランダムに振り分けられたステータスで、病院の探索に挑んでいく。なお、振り分けられたステータスが気に入らない場合は、何度でも再抽選が可能。初期SAN値(正気度)は100で固定となっている。

探索は基本的に、画面内から気になる場所や移動先を選ぶポイント&クリック式で進んでいく。探索中、何らかの行動の成否を判定する場合には、能力値とダイスを使用する。10面ダイスを2つ振り、能力値以下の数字が出せれば成功。たとえば、穴を飛び越える場合は身体能力、かすかな音を聞き分けようとする場合は感覚、何かを思い出そうとする場合は知識で判定をおこなう。能力値が、「クトゥルフ神話TRPG」におけるステータスと技能を足したような役割になっているわけだ。


また本作では、特定の判定に失敗すると、特別な展開が発生。狂気の力に支配され、自分が自分でなくなったような演出の中で、行動を強制させられてしまう。異常を目撃する度減っていくSAN値のシステムもあわせて、正気が蝕まれ狂気へ陥っていく様子が描かれているのだろう。そのほか探索を進めていくと、ほかの人物や奉仕種族なども登場。要素としては、ターンごとに行動を選択するバトルシーンや、7種類のエンディングも用意されている。システム面は異なるものの、「クトゥルフ神話TRPG」を1人用のゲームに仕上げたような宇宙的恐怖の存在する世界が待ち受けている。

『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』は、PCおよびiOS/Android向けに発売中。Steam版は税込1200円、DLsiteは1210円、スマホ版は税込1000円となっている。