『原神』タルタリヤの「えっちベルト」が話題。人はなぜ、胸や太もものベルトに“えっち”さを感じるのか


Twitterにて「えっちベルト」なる単語がトレンド入りしている。発端となったのは『原神』公式Twitterに投稿されたイラストだ。本日7月20日は『原神』登場キャラクターであるタルタリヤの誕生日。それを記念して投稿されたイラストに、「えっちベルト」は描かれていたのである。

タルタリヤは、氷の国スネージナヤが擁する組織・ファデュイの幹部「執行官」の一人だ。プレイヤーである旅人とはメインストーリー“璃月編”で出会う。旅における助言や金銭面での支援など、旅人に対して親切に接してくれる人物だ。しかし、友好的ながらところどころに影のある言動もあり、飄々とした掴みどころのないキャラクターでもある。

タルタリヤの衣装はグレーのジャケットにスラックスというかっちりめのデザインながら、通常の着方でもどこか隙の多い印象があった。広めに空いた首元、まくった袖と手袋の間の絶対領域。手の甲が広めに見える手袋は、手首の尺骨の出っ張りを強調して男性的な色気を演出している。特筆すべきは大きく開いたジャケットの裾から覗く腹部だろう。スラックスがややローライズなこともあり、しなやかな腹筋だけでなく、鼠径部の筋も見え隠れしている。そう、タルタリヤはもともと結構“えっち”だったのだ。

*昨年のタルタリヤ誕生日記念イラスト


そして、今年の誕生日記念イラストでは、普段着ているジャケットを脱いでその衣装を着崩したことで、タルタリヤの“えっち”な衣装の内部がどのようになっているかが暴かれた。そこには、ジャケットを肩にかけ、袖まくりしたインナーシャツ姿で微笑んでいるタルタリヤの姿が。特筆すべきは、胸下で留められた黒ベルト……つまり「えっちベルト」である。


インナーウェアのシャツはボタン1つと、胸部を締めるベルトで押さえられているのみ。腹部がはだけるまでは許容するが、胸元まで見せるのは彼にとってNGなのだろうか。しかし、それがかえってしなやかに筋肉をつけた胸部を強調し、色気が増してしまっているようにも見える。おそらく、ベルトの位置にもう1つボタンがあるだけならば、ここまで大きな話題にはならなかっただろう。また、タルタリヤの“えっち”さの象徴でもあった腹部が独眼坊によって隠れており、胸部に視線が集中してしまうという構図の妙もあるかもしれない。

ベルトは本来、衣服がズレないように固定したり、カバンやホルスターなどを通して使用したりと、実用のために身につけるものである。しかし、「えっちベルト」と呼ばれるベルトはおおよその場合実用性が不明で、胸や太ももなどを強調する役目を担っていることが多い。また、タルタリヤの場合、すでに太ももに用途不明なベルトを着用済であった。もともと“えっち”なベルトを着用していたキャラクターが2本目に手を出したことにより、プレイヤーの劣情が爆発してしまったのもトレンド入りの原因かもしれない。

新たなイラストの公開により、「えっちベルト」2本付けの事実が発覚した『原神』のタルタリヤ。毎朝起床してから胸部と太ももにベルトを装着し、夜はその締め付けから開放される日々を送っているのだろうか。多くの旅人の心を惑わせたタルタリヤは期間限定ガチャからのみ排出され、現在は入手不可能だ。次回の復刻がいつになるかは不明だが、気長に待つことにしたい。


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