横スクロールSTG『DRAINUS』Steamにて配信開始。敵のエネルギーを吸収する、『Touhou Luna Nights』開発元新作

PLAYISMとWSS playgroundは5月22日、『DRAINUS(ドレイナス)』を配信開始した。『DRAINUS』は、エネルギーの吸収機構を持つ機体を操り、遠い故郷の星を目指す横スクロールSTGである。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMとワイソーシリアスのレーベルWSS playgroundは5月22日、『DRAINUS(ドレイナス)』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は1480円。ローンチセールにより、現在10%オフで購入できる。
 

 
『DRAINUS』は、エネルギーの吸収機構をもつ機体を操り、遠い故郷の星を目指す横スクロールSTGである。本作の世界ではカーラル帝国の圧政の下、宇宙の片隅にある惑星ハルパクスに奴隷たちが集められていた。主人公イリーナと彼女の父も、集められた奴隷の中の1人。しかしイリーナの父は、故郷の星に帰らなければ治らない「惑星適応障害」という病にかかっていた。

イリーナは父の病に対する為すすべのなさに、途方に暮れる。そんな時、ヒューマノイド兵士のゲーニーがイリーナの前に登場。カエルに似た奇妙な姿のゲーニーは、自身が30年後の未来から来た事実と、銀河戦争によって5000以上の惑星が消滅することを明かす。また、銀河戦争とカーラル帝国の圧政を食い止めるには、イリーナの力が必要なのだという。イリーナは突然告げられた事実に困惑するが、父の病状も踏まえてゲーニーへの協力を決断。最新鋭戦闘機ドレイナスに乗り込んだイリーナは、カーラル帝国軍と戦闘を繰り広げながら、遠い故郷の星を目指して宇宙を駆ける。
 

 

 
イリーナが帝国軍から奪取した機体ドレイナスには、リフレクターが搭載されている。リフレクターを起動すると、一定時間敵弾を無効化し、エネルギーを吸収。吸収した敵の攻撃の量に応じて、敵への反撃もおこなう。すなわち本作では、移動によって敵の攻撃を避けつつ、状況に応じてリフレクターによる無効化と反撃を活用して、敵軍との戦いを展開していくのだろう。

また本作では、リフレクターで吸収したエネルギーはタンクに蓄積され、エネルギーをさまざまな自機の拡張に使用できるという。スクリーンショットを見る限りでは、エネルギータンクを消費することで、射出するビットやミサイルの数、攻撃力やガード持続力などが強化可能。機体のカスタマイズ要素としては、装備や機能の付け替えも可能なようだ。またゲームモードとしては、イージー/ノーマル/ハードの3モードと、クリア後に解放される2つのモードが用意されている。
 

 

 
本作を手がけているのは、国内のゲーム開発チームTeam Ladybugだ。過去作としては、十六夜咲夜が主人公の東方Projectの二次創作2Dアクション『Touhou Luna Nights』や、『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』などをリリース。『Touhou Luna Nights』Steam版では、記事執筆時点で1万件以上のユーザーレビューのうち、97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。プレスリリースによると『DRAINUS』では、エネルギーを吸収できるシステムにより、「シューティングゲームが得意でないライト層にも楽しんでいただける作品」になっているという。一方ハードモードやクリア後用のゲームモードは、シューティングゲームが得意なプレイヤーも満足できる内容になっているそうだ。

また本作の主要キャラクターたちやキーアートは、「ポケモンカードゲーム」や「マジック・ザ・ギャザリング」のイラストも手がけた、ゾウノセ氏が担当。楽曲は、前作『ロードス島戦記―ディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』や『Touhou Luna Nights』の楽曲も担当したpeposoft氏が担当している。

『DRAINUS』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1480円で配信中。現在ローンチセールが実施されており、10%オフで購入できる。また全16曲を収録したオリジナルサウンドトラックも配信開始されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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