Electronic Artsは5月3日、『FIFA 22』に向けて、クロスプラットフォームプレイのテスト実装を開始した。対象となるプラットフォームはPlayStation 5/Xbox Series X|S、およびGoogle Stadia。
今回のテスト実装は、オンラインシーズンおよびオンラインフレンドリーの2つのモードを対象とするものになる。公式サイトによると、2つのモードに限定されている理由は、「ゲームに新たな問題が発生する可能性を減らすため」とのことだ。また、今回のテストで得られたフィードバックやデータは、将来のタイトルでクロスプレイを実装するために役立てられるそうだ。『FIFA』シリーズは毎年秋頃に新作が発売されている。次回作としてリリースされるであろう『FIFA 23』で正式実装されるのかもしれない。
クロスプレイテストが実装されたことで、メインメニューの右下にウィジェットが表示されるようになった。対応するボタンを押すと、テストへの参加を有効または無効にすることができる。なお、このウィジェットでは、プラットフォームに関係なくフレンドを検索したり、必要に応じてプレイヤーをブロック・ミュートしたりすることが可能となっている。そのほか、マッチメイキングオプションでも、クロスプレイテストへの参加を設定することが可能だ。
フレンドとクロスプレイで遊ぶ手順についても案内されている。まずは、上記のウィジェットでフレンドをリストに追加する。フレンドは、プラットフォーム上のユーザー名またはEAユーザー名で検索できる。リストに追加したら、そのフレンドを試合に招待することで、クロスプレイ可能だ。あるいは、オンラインフレンドリーモードで画面に表示されるリストからフレンドを選択して、対戦に招待することもできる。
オンラインシーズンをクロスプレイで遊ぶために必要な操作は、とくに存在しない。上記のクロスプレイテストが有効になっていれば、自動的に別のプラットフォームのプレイヤーを含めたマッチメイキングがおこなわれる。
ちなみに、フレンド名の横には、そのフレンドのプラットフォームを示すアイコンが表示される。オンラインシーズンでも、同様のアイコンで対戦相手のプラットフォームを確認できる。
『FIFA 22』のクロスプレイプラットフォームのテスト実装は、本日より開始している。なお、テスト実装は、PS5/Xbox Series X|S、およびGoogle Stadiaのみを対象とするものだ。PS4/Xbox Oneを含めて、そのほかのプラットフォームではテストがおこなわれていないため、留意されたい。