鬼ごっこゲーム『オバケイドロ!』Steam版発表。グラフィックは大きく向上し、環境サウンド追加などパワーアップ

 

国内企業フリースタイルは4月19日、『オバケイドロ!』Steam版を発表した。価格および発売日は未定。なおSteam版においてはコナミが販売をサポートするようである。5月11日より無料体験版が配信されるとのこと。


『オバケイドロ!』は、フリースタイルが開発し、2019年8月1日にNintendo Switch向けにリリースされた対戦型アクションゲームである。コンセプトとしては「ケイドロ」に基づいており、プレイヤーがオバケ(1人)とニンゲン(3人)による鬼ごっこ対戦が繰り広げる。

オバケ側は3分以内に全員を捕まえて牢屋の中に入れれば勝ちとなり、ニンゲン側は3分間ひとりでも逃げ切れば勝ち。オフライン/オンラインでの4人対戦に対応。「夜になると、オバケの世界に繋がる場所がある」そんな噂に導かれ、オバケの世界に迷い込んでしまったニンゲンたちと、ニンゲンを捕まえようとするオバケに分かれて、3分間の逃走劇が繰り広げられる。

フリースタイルはIT企業としてのルーツをもつ。ゲーム事業への参入作品が『オバケイドロ!』だったわけだ。同作はあまり知名度のない状態でローンチされたが、キュートなビジュアルやカジュアルなゲームプレイで力強くファンを増やし、販売本数は2020年8月時点で10万本を超えている。地道なアップデートが続けられており、今年2月にもコンテンツ追加やバランス調整、不具合修正などが実施されている。

そんな『オバケイドロ!』は、Steamでもリリースされる。パブリッシングはコナミが担当するようである。PCに場所を移すことで、ゲームもパフォーマンスもパワーアップ。画質はフルHDに対応。グラフィックもそれにあわせて、モデルやエフェクトなどが向上している。パフォーマンスとしては、高フレームレートに対応。最大144fpsに対応するとのこと。


さらに、環境サウンドも追加。忍び寄る足音、虫のさざめき、水の跳ねる音などが聞こえるようになり、駆け引きに深みが増す。そのほか、キーボード&マウスへの対応(ゲームパッドでも操作可能)や、Discord連携を介しての気軽な招待や参加が挙げられている。たしかに、Steamスクリーンショットを見ただけでも、グラフィックの向上は感じられる。なおNintendo Switch版とのクロスプレイおよびクロスセーブには非対応とのこと。


『オバケイドロ!』Steam版は、開発中である。5月11日より無料体験版が配信される。またNintendo Switch版は現在発売されている。