Razerのヘッドセットが「銃弾から守ってくれた」と主張する海外ユーザー現る。同社CEOも生還をお祝い


マウスを筆頭に、多彩なゲーミングデバイスを展開しファンから愛されるRazer。そんな同社のヘッドセットにより、「銃弾から救われた」と主張するユーザーが現れたようだ。海外メディアPC Gamerなどが報じている。

Razerはアメリカを拠点とするゲーミングデバイスメーカー。高性能ゲーミングマウスを原点として、マウスパッド・キーボード・ヘッドフォン/ヘッドセットなど幅広いゲーマー向けデバイスを展開している。黎明期からゲーム用の高性能な機器にこだわり、ゲーミングデバイスシーンを牽引。多くの根強いファンを誇っているメーカーだ。


先日、そんなRazerのヘッドセット「Kraken」に命を救われたと主張する海外ユーザーが現れた。海外掲示板Redditユーザーの/u/Enough_Dance_956ことGonzo氏である。同氏は4月1日、窓ガラスに開いた弾痕と、損壊を見せるKrakenヘッドセットの画像を投稿。家の外から飛来した流れ弾を、Krakenヘッドセットが弾いて命拾いしたとの驚くべき出来事を伝えた。なお、同氏は18歳の若者であるとのことだ。

Gonzo氏が投稿した写真をみてみると、生々しい銃弾の爪痕が残っている。窓ガラスには円型の穴がぽっかりと空き、Krakenはヘッドバンド部分を弾丸がまっすぐ通過したためか2箇所に穴が開いている。また同氏は後に、壁への跳弾の跡と、室内に落下した弾頭の写真も公開している。つまり、屋外のどこかで発射された弾丸が、窓ガラスを貫通してGonzo氏の頭部に命中したものの、Krakenが紙一重で同氏を守ったというのだ。なお警察にはすでに通報済みであり、弾頭はすでに証拠として押収されたとのこと。これらの証言はあくまでもGonzo氏の主張に留まり、事実関係については不透明な点に留意したい。しかし、証拠写真からはかなりの説得力を感じる。

Image Credit: /u/Enough_Dance_956 on Reddit


そして、投稿のタイミングも悪かった。4月1日はエイプリルフールである。そのため、多くのユーザーはを冗談あるいは“釣り”だと受け止めたようで、真実性を疑うコメントも多数投稿されている。しかし、Gonzo氏は本日に到るまで、本当に起きた出来事であると主張を一貫させているようだ。また、一連の投稿には当のRazerのCEOであるMin Liang-Tan氏も反応。Gonzo氏の無事を喜ぶコメントを投稿している。PC Gamerによれば、Razerは本件について「エイプリルフールのイタズラではないと思います」としつつ、同社による企画などではないと伝えている。また、同社はGonzo氏に新品のヘッドセットを提供すると提案しているそうだ。

Comment
byu/Enough_Dance_956 from discussion
inrazer

Gonzo氏による一連の証言が事実であれば、偶然が重なったことによる稀に見る奇跡だ。銃弾が窓を貫通したことで、ヘッドバンドで弾けるほど運動エネルギーを失っていたのも要因の一つだろう。ただ、Gonzo氏がKrakenを装着していなければ、深刻な負傷を受けていた可能性も高い。毒蛇や怪物の名を冠する、攻撃的で先進的なイメージのRazerデバイスが、人の命を救ったのも面白い。Gonzo氏は今後もRazerファンであり続けることだろう。


貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。