クリーチャー友情ARPG『Creature Keeper』正式発表。おいしい料理でクリーチャーの心をつかむ、モンスター収集冒険譚 

 

パブリッシャーのGraffiti Gamesは3月23日、クリーチャー収集アクションRPG『Creature Keeper』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年リリース予定。 
 

 
『Creature Keeper』は、さまざまなクリーチャーを集めてチームを編成するアクションRPGだ。プレイヤーはクリーチャーを手なずけることができる、クリーチャーキーパーなる存在。本作の世界では、クリーチャーたちが奇妙な病に侵されている。プレイヤーは病の謎を解き明かし、分断された世界のバランスを回復させるために奔走するのだ。プレイヤーは、クリーチャーに食べ物を与えることで、仲間にすることができる。クリーチャーは50種類が登場。カエルやスケルトン、植物まで、さまざまなクリーチャーを率い、自身のチームを編成しよう。 

仲間になったクリーチャーは、食べ物を与えることで強くすることができる。クリーチャーには、それぞれの食の好みが存在する。各クリーチャーがどんな食べ物を好むか把握することが、絆を深めて育成する近道だ。プレイヤーは料理をする際、フレーバーを組み合わせることでクリーチャーの好みに合わせることができる。もちろん自分で料理を食べることもでき、体力を回復したり、バフを得たりすることが可能。料理スキルは肉料理や野菜料理など、種類ごとにレベルアップする。同じレシピを何度も調理することで、さらに上のレシピを習得することが可能だ。さらに、新しい食べ物を食べることでもレシピをひらめくことができる。特定の料理スキルの組み合わせを極めることで、インスパイアを得ることが可能だそうだ。 
 

 
仲間にしたクリーチャーは、図鑑のような書物Bestiaryに登録される。プレイヤーは、クリーチャーを育てたり、戦ったりすることでアンロックポイントを入手することが可能。ポイントを消費することでBestiaryの記述を解放していくことができる。たとえばカエルのような姿のamphiboleについては、Bounce Shotsというスキルを解放することが可能。プレイヤーがブーメランを投げた際、跳ね返ったときにボーナスダメージを追加することができる。またこのほかにもBestiaryを解禁していくことで、クリーチャーにまつわる情報が見られるようになったり、新たなクラフトのレシピを習得したりすることが可能だ。 

またプレイヤーは、クリーチャーとトレーニングすることで新たな武器スキルを学ぶことができる。たとえばシールドダッシュやシールド投げなどを習得でき、それぞれの技はボタンの組み合わせで使用することが可能。 

さらに『Creature Keeper』には、Pocket Gardenという要素が存在する。Pocket Gardenは、持ち運び可能な農場だ。いちいち街に帰らなくとも、作物を育てられるのだ。プレイヤーはフィールドで手に入れた種などを、限られたマス目の上にパズルのように配置することで、さまざまな作物を育てることができる。材料や装備、パワーアップアイテムなど、多彩なアイテムを収穫することが可能となっている。また本作ではクラフト要素も用意されている。帽子やマスク、アクセサリーといったファッションアイテムをクラフトすることで、クリーチャーに装備させることも可能だ。 
 

 
本作を手がけるのは、デベロッパーのFervir Games。Fervir氏による個人スタジオだ。本作の開発にあたってはさまざまなタイトルから影響を受けており、『ゼルダの伝説』『ルーンファクトリー』『Diablo』『Path of Exile』『ラグナロクオンライン』などの作品をインスパイア元として挙げている。実績としては、見下ろしダンジョン探索アクション『Tangledeep』にて、キャラクター/クリーチャーデザインとスプライトを担当。同作は可愛らしいピクセルアートが評価されていたが、その部分にFervir氏は関わっていたわけだ。こうした開発経験が、最新作『Creature Keeper』でも生かされることだろう。 

『Creature Keeper』は2023年、SteamにてPC向けに発売予定だ。なおitch.ioでは開発段階のデモ版が公開されているため、興味があれば遊んでみるといいだろう。なお本作は2019年のBitSummitにも出展されていたため、日本語対応にも期待したいところだ。