物理破壊解体シム『Instruments of Destruction』Steamにて3月2日に早期アクセス配信へ。しっかり計画し建物を木っ端微塵に粉砕


デベロッパーのRadiangamesは2月10日、物理解体シミュレーションゲーム『Instruments of Destruction』の早期アクセス配信を、3月2日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。


『Instruments of Destruction』は、車両を使って建物などを解体するシミュレーションゲームだ。物理演算による高度な破壊システムが搭載されており、ステージ内の建物やほかのオブジェクトは粉々になるまで破壊可能。高度なパーティクルシステムなどによる、美しさをも感じさせるようなリアルな破壊表現が特徴のひとつとなっている。

破壊するために使用する車両は、プレイヤーがいちから作ることとなる。エディタには、操縦席やフレーム、連結部品など、車両の構造を構成するパーツがさまざま用意されており、それらを自由に組み合わせて車両をデザイン可能。移動するための車輪やキャタピラなども必要だ。そのうえで、解体作業のためのパーツを組み込んでいく。巨大な鉄球や回転ノコギリ、ブルドーザーのブレードなど、こちらもさまざまなパーツが存在する。

そして自分なりの車両が完成したら、いざステージとなる島にて解体作業の開始だ。各ステージには、特定の施設の解体や破壊率などのメイン・サブ目標が設定。破壊目標となる建物にはさまざまな建築スタイルのものがあり、また橋や塔などが目標になることもある。さらに、目標物が存在する場所の地形も多彩である。


ステージでは、破壊に挑んでは車両のデザインを調整する、トライアル&エラーを繰り返すことになるようだ。というのも、車両の動作にも物理演算が取り入れられており、好みのパーツを適当に取り付けただけだと上手く機能しない。上の映像では、アームを動かして鉄球を振ろうと意図したものの、構造のバランスが悪く思うように鉄球が振れなかったり、重量が足りずに車両が浮き上がってしまったりする様子がみられる。

どのような手段で破壊するのかはプレイヤーの自由だが、それを実現するためには車両の構造を適切にデザインすることが求められるわけだ。また、使用するパーツにはそれぞれコストが設定されており、ステージごとに決められた予算の範囲内で車両を組み上げる必要もある。

ゲームを進めるなかでは新たなパーツがアンロックされていき、作れる車両のバリエーションも増えていく。また、特定のパーツをメインに使用した、作例となる車両もアンロックされるとのこと。そうした完成車両を参考にしたり、購入してカスタマイズしたりするのも良さそうだ。


本作の早期アクセス配信開始時点では、サンドボックスモードを含む4種類のゲームモードが用意され、10種類のステージが収録予定。車両のパーツは70種類以上用意するとのこと。そして開発を進めるなかで、ステージとなる島やミッション、車両パーツなどをさらに追加していくという。また、構造物やステージなどのエディタの追加も、優先的に取り組んでいるそうだ。正式リリースまでは、少なくとも1年はかかるとのこと。

『Instruments of Destruction』は、PC(Steam)向けに3月2日配信予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応する。