東陽テクニカがソフト開発高速化ツール「Incredibuild」を販売へ。開発現場の悩み「ビルド時間」を超短縮

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株式会社東陽テクニカは2月8日、インクレディビルドジャパン株式会社と販売代理店契約を締結し、開発高速化ツール「Incredibuild(インクレディビルド)」を販売すると発表した。

「Incredibuild」は、イスラエルのソフトウェア開発企業Incredibuild Software Ltd.による開発高速化ツールだ。同ツールは2002年にリリースされ、数年前から国内向けにも販売されている。そして東洋テクニカは、情報通信測定機器をはじめとして、多彩な分野のソフトウェアや機器を販売・開発する商社である。今回の代理店契約締結は、日本市場でのさらなる規模拡大を企図しての動きのようだ。

「Incredibuild」の機能について説明する。同ツールを用いることで、開発者はビルドや時間のかかるタスクなど、開発現場でおこなう処理の時間を大幅に短縮化できるという。ビルドとは、プログラムのソースコードなどを、PCやコンソールなどの機器にて実行可能な形式に変換する工程のこと。ゲームに限らず、多くのソフトウェアで必要となるプロセスだ。一方で、ビルド時間は開発者にとって悩みのタネである。環境や言語およびソースコードの規模によっては、数十分から数十時間ほどビルド時間がかかるケースもある。

そして、ビルド時間はゲーム開発における関心事でもある。というのも、ビルド時間が短ければ短いほど、開発上の利便性は高まる。それだけでなく、短いビルド時間はテストサイクルの高速化などにも繋がり、不具合の少なさや最適化度合いなど、ゲームの品質そのものにも影響を及ぼす面もある。そのため、ビルド時間は開発側にとって一分一秒でも短くしたいプロセスなのだ。


そうした厄介なビルド時間を短縮するのが、「Incredibuild」だ。また、同ツールはビルドだけではなく、コード解析やテストおよびシミュレーションなどのマルチプロセス処理を高速化してくれるとのこと。独自の分散並列処理技術によって、ネットワーク上のほかのマシンなどに仕事を分散して処理時間の短縮を図るようだ。つまり、処理を暇な端末みんなで分担して、ちゃっちゃと済ませてしまおうというわけだ。東陽テクニカによれば、例として7時間かかるビルド時間を30分にまで大幅短縮できるケースをあげている。

「Incredibuild」の公式サイトでは、バンダイナムコスタジオやフロム・ソフトウェアなどの国内ゲーム企業の導入事例が紹介されている。また、Epic Games、id Softwareなど錚々たる海外開発元も名を連ねているようだ。今回の契約締結により、国内での導入事例もさらに増えていくかもしれない。

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