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『アークナイツ:エンドフィールド』に出てくる「天師」「巨獣」「代理人」って何?実は『アークナイツ』要素いろいろ、解説して掘り下げてみる
『アークナイツ:エンドフィールド』に出てくる「天師」「巨獣」「代理人」など、最近のバージョンで出てきた用語を説明する。

4月17日にリリースされた『アークナイツ:エンドフィールド』の新バージョン「春の暁、訪れし時」。同バージョンは、武陵を舞台とした物語になっている。武陵という土地は、四号谷地と比べると『アークナイツ』を思い出させる単語や風景が非常に多い。
武陵における『アークナイツ』要素を調べていて、これは『アークナイツ:エンドフィールド』(以下、エンドフィールド)プレイヤーにも『アークナイツ』をもっと知ってほしい、あるいはプレイしてほしいという誘導の意図があるのではないかと思わされた。そんな知識を知るには原点である『アークナイツ』を遊ぶのが一番だ。ただ、それが難しい人もいるだろう。そんな人たちのために、武陵における『アークナイツ』から継承した要素について解説してみる。
なお、本稿は「春の暁、訪れし時」クリアまでのメインストーリーの内容をネタバレを含んでいるため、未クリアの人は注意してほしい。
武陵とは
まず『エンドフィールド』の武陵について説明しよう。武陵は、正確にはその名を「武陵科学発展区」と呼ばれ、それを管轄する組織である宏山科学院もまた正確には「炎国天師府付属宏山科学院」という名前だ。そして、その建物は「武陵城」と呼ばれる。この表現だと馴染みがあるだろう。
宏山科学院は、タロIIにおける文明地帯の三大陣営の一つである。他の2つである「環タロ商会」「工業団連盟」に比べると、単独で『アークナイツ』に存在している国家である「炎国」の名前を名乗っている珍しい組織である。宏山科学院のマークと炎国を表すマークは同じものが使われている。宏山科学院に所属する面々の職業も炎国と同じものが使われているため、『アークナイツ』に登場したものが多々登場するのだ。

■そもそも天師ってなに?
そもそもでいうと、『エンドフィールド』作中に頻出する「天師」についても、説明しておいたほうがいいかもしれない。たとえば、ゾアン・ファンイは天師を名乗っていることは記憶に新しい。天師とはなんなのか。『アークナイツ』では天師府という教育機関で学び、炎国のために働く技術者・学者を天師と呼ぶのだ。
『アークナイツ』に登場する炎国には、土木天師や農業天師といったさまざまな天師が存在していた。天師が学ぶ技術の中には戦闘技術も含まれるため、戦う天師もいた。『エンドフィールド』に登場するゾアン天師は知能と戦闘の両方の側面を持っているのである。
一方『アークナイツ』にはレイズという名の登場する戦う天師が存在した。レイズはゾアン同様、雷法という落雷を落とす技を使い、2人の種族も同じ麒麟であり、つながりを感じさせるものがある。ただ、『エンドフィールド』のゾアンは雷法で姿を変化させるが、『アークナイツ』においてレイズが使う雷法は姿を変化させたりはしない。今後ゾアンの雷法について、なぜあのような変化を遂げるのか、語られることを期待したい。


巨獣の心臓とは、そもそも巨獣とは?
『エンドフィールド』バージョン「春の暁、訪れし時」において、管理人たちはゾアン天師の命の元「巨獣の心臓」と呼ばれる施設を守ることとなる。この辺りで「巨獣の心臓とは巨獣の代理人が作ったもので」という会話が始まり、一体何の話をしているのかと思ったプレイヤーも多いのではないだろうか。
ゾアン天師が管理人に語った武陵の歴史の中でも言及されていた「巨獣」とはいったいなんなのか。巨獣とは、『アークナイツ』の舞台であるテラにおける神のような存在である。『アークナイツ』には複数の巨獣が登場する。炎国には「歳」という巨獣が存在していたのだが、人間に敗北して封印されることとなった。
だが、封印された歳は12の人間の形をした分体を作り、その分体はそれぞれテラで暮らすこととなった。この分体が「代理人」と呼ばれる存在である。『エンドフィールド』の巨獣関連のストーリーでも代理人が登場していたのは記憶に新しい。つまり巨獣は神のような存在で、代理人が巨獣の分体である。
ちなみに、『アークナイツ』において代理人の数は「12人」と言われており、それぞれ名前も決まっているため『エンドフィールド』において「13番目の代理人」という言葉を聞いた『アークナイツ』プレイヤーは非常に驚かされたのである。
なお「歳の代理人」と「巨獣の代理人」と複数言い方があるが、歳とは巨獣の一種であり、武陵において話題に出る分には「歳=巨獣」と考えてほぼ問題ない。別の巨獣の代理人も『アークナイツ』には登場するのだが、『エンドフィールド』においては意識する必要は当面なさそうである。

巨獣の代理人たち
『エンドフィールド』ストーリー上で「巨獣の心臓」へと向かう際、墨魎と呼ばれる墨絵風の蝶が道案内をしたり、水墨画風の通路を通って移動したりすることになる。これらもまた『アークナイツ』を思わせる要素である。
『アークナイツ』に登場していた巨獣の代理人は、現時点で『エンドフィールド』には誰一人登場していない。『アークナイツ』のイベント「画中人」において、巨獣の代理人の1人・シーは絵を得意としており、墨魎を使役したり、墨絵の中に別世界を作り、そこで暮らしたりしていた事がわかっている。『エンドフィールド』の「13番目の代理人」は彼女と同等の能力を持っている可能性がある。


『アークナイツ』に登場するもう1人の巨獣の代理人、シュウについて説明しよう。シュウは『アークナイツ』のテラ・炎国において「巨獣の心臓」を作る際に協力していた。炎国で農業天師をやっていたシュウの物語は『アークナイツ』のイベント「懐黍離」にて語られるのだが、このイベントに登場する農業都市「大荒城」には、武陵の建物によく似ているものが存在する。はじめて武陵の設備を見た時、アークナイツで描かれていたビジュアルが見事に3D化されているのに感動したのを覚えている。

マスコットに秘められた謎
武陵城内に大きく飾られている謎のマスコット・龍泡泡。これらも実は『アークナイツ』に源流をもつものだと予想できる。もともとは『アークナイツ』のゲーム外で巨獣の代理人達が、龍の形のマスコットにされたのが始まりなのだ。そのため、ゲーム内にはほぼ登場することはなく、ぬいぐるみなどのグッズとして扱われることがほとんどだった。
一方で『エンドフィールド』において龍のマスコット龍泡泡はゾアン天師がデザインしたものとして扱われており、巨獣の代理人たちをデフォルメした姿とは関係なさそうだと思われていた。だが、今回「13番目の代理人」の存在が暗示されたことで、その関係がどうなってくるのかは気になっている。
『アークナイツ』の歳たちの名前がつけられた龍泡泡
こうして振り返ってみると、武陵における数々の要素は『アークナイツ』の知識があることで印象強く感じられるものが多い。天師という存在の役割や、巨獣と代理人の関係性、そして都市のあり方に至るまで、それぞれが『アークナイツ』とゆるやかに結びついている。『エンドフィールド』だけでももちろん物語は楽しめるが、背景世界に興味を持ち、もう一歩踏み込んで理解したいなら、その先には『アークナイツ』という選択肢がある。本稿が、そのきっかけになれば幸いだ。
『アークナイツ:エンドフィールド』はPC(公式サイト/Epic Gamesストア)/PS5/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。
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