『洞窟物語』のスピンオフ『Cave Story’s Secret Santa』Steamなどで期間限定無料配布中。クリスマス・ステルスゲーム

 

アメリカのインディーゲームパブリッシャーNicalisは12月10日、『Cave Story’s Secret Santa』を無料公開した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)。日本語および英語に対応している。またNicalisのツイートによると、本作の公開は期間限定であるそうだ。

『Cave Story’s Secret Santa』は、家に忍び込んでクリスマスツリーにプレゼントを仕込む、ステルスゲームである。『洞窟物語』のスピンオフ作品でもある。本作の世界では、ある時ガウディの1人であるチャバが、クリスマスを盗もう計画としていた。チャバを含めたガウディたちは、クリスマスイブの夜に家へ忍び込み、プレゼントを強奪する。しかし、バルログによって彼らの計画は失敗に終わったという。本作の主人公にしてミミガーの1人であるサンタは、ガウディの隠れ家に自宅が近いこともあり、パルログに協力。サンタがサンタクロースとなって各家にプレゼントを再び配る、クリスマスを守る一夜の戦いが描かれる。


サンタはサンタクロースとして、ミミガーたちの家に煙突から侵入。各家に設置されたクリスマスツリーにプレゼントを置き、煙突から脱出を目指す。ただし、クリスマスを奪う計画を諦めていないのか、家の中にはガウディたちが徘徊しており、サンタが見つかると捕まってしまう。またサンタクロースとして、ミミガーの子どもや住人たちに見つかるわけにもいかない。サンタは、住人とガウディたちに見つからないよう気をつけながら、各家にクリスマスプレゼントを置いていくわけだ。ジャンルとしては、ステージクリア型のステルスアクションとなるだろう。

ミミガーの家の中には、皿に載せられたクッキーがあり、サンタがボーナスアイテムとして回収可能。また、なぜかクリスマスツリーの前に大量のブロックが置かれた家や、通路の多い家などもステージとして登場。洞窟物語のキャラクターたちが登場する、平和なクリスマスの一幕が描かれる。


本作の原作である『洞窟物語』は、開発室Pixelが2004年にフリーゲームとして公開した、2Dアクションゲームだ。リリース後、国内外の多数のプレイヤーから支持され、移植版などもリリースされており、国内のフリーゲームの代表格の1本といっても過言ではないだろう。『Cave Story’s Secret Santa』は、移植版の1作である『Cave Story+』のパブリッシングなどを担当した、Nicalisによるスピンオフ作品。Nicalisのツイートによると、開発室Pixelも本作の制作に協力しているようだ。

『Cave Story’s Secret Santa』は、PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)向けに期間限定無料公開中だ。