『レインボーシックス シージ』で、謎のデススポットが発見されたようだ。特定条件下でそこに留まれば死んでしまうというもの。YouTuberのmukk52768 むっく氏をはじめ、複数のプレイヤーが報告している。
本作では、屋内と屋外の概念が存在し、屋外へ飛び出して1秒経過すると攻撃側プレイヤーに位置を知らせる仕様となっている。防衛側プレイヤーが屋外へ出ることによる極端なアドバンテージを減らす意図だ。また、防衛地点の補強などで攻撃側を迎え撃つために設けられた準備フェーズでは、外に出ることはできない。今回の事件は、この屋外に関する仕様に関連するようだ。
【UPDATE 2021/12/02 21:44】屋外判定の仕様に関する記述を修正。
問題のデススポットは海岸線マップ、ビリヤードルームで確認された。部屋の中心にあるカウンター付近に、謎の屋外判定が見られるというもの。屋内にいるにも関わらず、屋外にいるという扱いになる地点が発生しているというわけだ。この場所は、隣のフッカーラウンジと合わせて選ばれやすい防衛地点であり、敵のエントリーポイントを覗き込む際によく通るポジションである。
映像では死亡しているが、これは準備フェーズ中に屋外に出るという、本来ありえない挙動のために落下死判定になったものと思われる。なお、アクションフェーズ中であれば、防衛側オペレーターが屋外へ出た判定となるだけの模様。
筆者の環境でデススポットに立ってみたところ、確かに屋外判定となった。その地点ではECHOのホバリングドローンも屋外へ出した際と同じ挙動で機能を停止し、近づいて拾うまで操作不能となった。イヤー5シーズン4「OPERATION NEON DAWN」で実装された、屋外に逃走した防衛オペレーターが探知されるまでの時間を2秒から1秒に短縮された調整も相まって、プレイヤーが屋外判定になっていることに気づく猶予は極めて短い。その地点でRookのアーマーパックに手をかけようものなら、何が起こったかもわからず倒れることになるだろう。
このような屋内の一部が屋外判定となる不具合は今回が初めてではない。過去にはマップ「ファベーラ」でも同様の事象が発生していた。また、一部の屋外へ続くドアで伏せることで、防衛キャラクターの身体が屋外に出ているにも関わらず、屋内にいる判定となることも度々見られる(もっとも、一つの戦術としてプロプレイヤーの間で使われている事実もある)。
原因は定かではないが、今回の不具合はイヤー6シーズン4「HIGH CALIBRE」で実装予定であった、屋外カメラ撤廃の大幅な延期が連想される。これまで、屋外の攻撃プレイヤーの動きを探るために防衛側のカメラ系ガジェットを屋外に投擲する戦術が使われていた。アップデートにより、屋外へ投げたカメラが一定時間で使用不能になる変更が行われるはずだったが、延期されたというもの。その理由は、本作では屋内外の判定はもともと手動でデザインされていたようだ。そのため、天井の一部が屋外判定となってカメラが機能しなくなる不具合を、マップごとに修正する必要があるために、仕様の変更が延期された。奇しくもここで解説されている場所は、今回の不具合が起こるビリヤードルームを含んでいる。
これまでの不具合はアップデートにより解消されているため、今回のデススポットもいずれ修正されるだろう。だが、海岸線はランクマッチにも登場するマップであり、ビリヤードルームはプレイヤーが頻繁に通る場所だ。一刻も早い修正が望まれる。
『レインボーシックス シージ』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。先日には新オペレーター「Thorn」や、リワークされた「アウトバック」などを含む、イヤー6シーズン4「HIGH CALIBRE」が開始されている。なお12月6日までフリーウィークエンドもおこなわれている。
※ The English version of this article is available here