大ヒット稲作アクション『天穂のサクナヒメ』廉価版が12月9日発売へ。かなり安い

 

マーベラスは10月4日、『天穂のサクナヒメ BEST PRICE』をNintendo Switch/PS4向けに発売すると発表した。『天穂のサクナヒメ』の廉価パッケージ版となる。価格は税別2980円。既存のパッケージ版価格が税別4980円だったことを踏まえると、2000円引きとなる。


『天穂のサクナヒメ』は、2020年11月12日に発売されたアクションRPG。対応プラットフォームはPC/PS4/Nintendo Switch。えーでるわいすが開発を手がけている。本作は、稲作アクションRPGだ。探索/戦闘パートと稲作パートが存在している。稲作パートでは種籾選別から始め、土を耕し田植えをし、水や肥料をやりながら米を育て続ける。十分に育ったら稲穂刈り。稲架掛けし、脱穀した後籾摺りし、無事に米が完成する。それぞれの作業が没入感の高い操作および演出になっているほか、稲に関する幅広い病気が登場。高い完成度の米を作るにはそれぞれの工程において、水温や気温をしっかりと管理する必要がある。


米にはそれぞれステータスが存在しており、育て方によって特性が変化する。あげる肥料など細かな環境の変化によっても、その質は大きく変化していく。ゲームのいち要素とは思えない自由度の高さと作り込みが、話題を呼んだ。発売後すぐさま注目を集めた同作は、発売2週間で50万本出荷を突破。その後もじわじわと売れ続け、2021年6月に100万本出荷を達成した。また日本ゲーム大賞2021では優秀賞に輝くなど、名実ともに大ヒット作品の仲間入りを果たしている。

受賞に際してえーでるわいすのなる氏は「発売当初、様々な形でバズりましたが、こちらは“ああ…確かにそういう仕様も入ってるな…”みたいな感じで、狙い通りにウケたわけではないですから運が良かったと評してますし、ユーザーさんに盛り上げてもらった結果だと思っています」と、同氏らしいかたちで謙虚に今回のヒットや受賞を喜んでいる。

発売から1年強が経つ2021年12月に、廉価版が発売されるようだ。既存の定価から2000円オフという、ヒット作としてはやや大胆な値下げとなっており、同作がさらに日本中に広まることだろう。ダウンロード版やセール時の価格にも変化が生まれそうだ。また公式Twitterアカウントでは、本日発売の小説「天穂のサクナヒメ ココロワ稲作日誌」を抽選で3名にプレゼントするキャンペーンも実施されている。


『天穂のサクナヒメ』は、PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中だ。『天穂のサクナヒメ BEST PRICE』は、PS4/Nintendo Switch 向けに12月9日発売予定。税別2980円。