弾幕データアクションRPG『幻想のハルトマン』4月30日に無料にてSteam早期アクセス配信開始へ。『ロックマンエグゼ』風の東方二次創作

 

Magic Arcadeは『幻想のハルトマン』を4月30日に早期アクセス開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。期間としては約1年間の早期アクセスが予定されているそうだ。


『幻想のハルトマン』は、『ロックマンエグゼ』シリーズ風の「東方Project」の二次創作作品である。本作の舞台である幻想郷では、200X年に技術革新が起こってから電子機器が溢れ、住人たちは便利な暮らしを送っていた。しかし、202X年のある日「電脳異変」が発生。多くの妖怪や人間は電子世界に囚われ、弾幕も使えなくなってしまう。旧地獄の管理者である古明地さとりも、電子化してしまった妖怪の1人。さとりの妹である古明地こいしは、電子化してしまったさとりを自身のスマホに入れ、さとりを元に戻すべく異変解決を目指すことに。電脳世界での探索と、弾幕ごっこが繰り広げられていく。


古明地姉妹は電脳異変を解決するため、現実世界と電脳世界の双方を調査する。現実世界ではこいし、電脳世界ではさとりを操作。見聞きした情報などを情報カードとして整理しながら、異変の原因へと迫っていく。

調査中に妖怪「電脳ウイルス」などの敵と遭遇すると、戦闘が発生する。戦闘では、誰かの攻撃や記憶を再現したスペルカードを選択。敵と味方のエリアに分かれた、縦横3マスずつのフィールドで、スペルカードを使って戦いを展開する。スペルカードの組み合わせでコンボが発生するほか、グレイズに成功するとゲージが早くたまり、再びスペルカードを選択できるまでの時間が短縮される。40枚のスペルカードを使ったデッキの編集や、幻想郷の妖怪の力を宿したアビリティカードを使った能力のカスタイズもできるそうだ。また本作には、八坂神奈子を元に戻そうとしている東風谷早苗や、電波体が見えるビジライザーを入手した水橋パルスィなど、『東方地霊殿』以降のキャラクターが登場。電脳異変を巡る物語が描かれる。


本作を開発しているのは、国内の開発者マギア氏だ。同氏の過去のツイートによると、本作は『ロックマンエグゼ』および『流星のロックマン』風の東方二次創作ゲームだという。C++およびDXライブラリを使って開発が行われているそうだ。早期アクセス配信開始時点では、1ステージがプレイ可能。12月14日リリース予定の正式版では、9ステージがプレイできるという。なお、『ロックマンエグゼ』風の東方二次創作作品としては、過去に『ハルトマンエグゼ』や『シャンハイエグゼ』も開発されていたが、どちらも開発中止となっている。


『幻想のハルトマン』はSteamにて4月30日に、無料で早期アクセス配信開始予定。公式サイトでは体験版も公開されている。