ビーチ掃除修繕ゲーム『Lake Resort Flipper』発表。かつてパリピたちが散らかし廃れたリゾート地を大改造


パブリッシャーPlayWayは2月17日、『Lake Resort Flipper』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。開発を手がけるのは、ポーランド・ワルシャワのスタジオGameparicだ。


本作は、ビーチを掃除し改修するゲームだ。栄華を放ち、数々のパーティーな人々が訪れたリゾート地。しかしかつて人気だったスポットは、紆余曲折を経て打ち捨てられてしまっている。プレイヤーはそんな荒廃した土地を購入し、掃除および改修していく。

本作はホテルとビーチの2要素によって構成されている。まずは掃除からスタートだ。かつて人々が遺したゴミを捨て、床や壁を清掃し施設の土台をきれいにしていこう。修繕もまた、仕事のひとつ。一部の木材が欠けている橋は、工具を使って改修。釘打ちのような細かな仕事もしっかりこなそう。清掃や修繕は業者に頼むこともできるが、雇用にはお金がいるので財布と相談だ。ただし電気工事など、リスクのある改修作業については慎重に。


修繕が終われば、施設に新たなレジャーを足していこう。ホテル内の部屋を装飾したり、サウナ室を建てたり。船を購入し桟橋に置いておき、ビーチでクルージングサービスを始めるのもありだ。リゾート地として整ってくれば商業施設として稼働させる。スタッフを雇ったり、ホテル宿泊プランを決めたりしながら、自分だけのリゾート地を作り上げるのだ。

それぞれの要素には、経営的な側面が導入されている。たとえば従業員となるスタッフには、資格や時給といった項目が設定されており、彼らは今の仕事が自分の能力に見合った給与であるかや、契約延長時の昇給などに気を配っている。スタッフをうまく満足させるのは経営者の役目である。


また目玉施設を設けることも重要。得た収益を、施設投資につぎこむのだ。カヤックにモーターボート、ジェットスキーにウェイクボード、水上バイクなど、リゾート地らしいサービスを提供すれば、魅力はぐっと高まる。マッサージ店の設置や飲食店の充実なども進め、人々が足を運びたくなる商業施設へと育てていこう。自分が修繕・増設した施設や設置したレジャーを、一人称視点で自ら楽しむことができるのも本作の魅力だ。

Steamでは現在「Flipper」と冠するタイトルが増えてきている。掃除・改修系のシミュレータージャンルを指すタイトルで、『House Flipper』がヒットして以来、同作をリリースしたPlayWayや、それ以外のメーカーもFlipperタイトルの開発に熱心。ある程度市場ニーズがあると判断されたのだろう。今年から来年にかけては、そうしたジャンルの作品を見かけることが多くなりそうだ。

『Lake Resort Flipper』は、PC(Steam)向けに発売予定だ。