ステルスアクション『HITMAN 3』PS VRでのゲームプレイ映像公開。新たな標準装備となるカメラの存在なども明らかに


デベロッパーのIO Interactiveは1月7日、ステルスアクションゲーム『HITMAN 3』の最新映像を公開。本作のPlayStation 5/PlayStation 4版がサポートするPlayStation VRでのゲームプレイを披露した。
 

 
『HITMAN 3』は、2016年発売の『HITMAN』から続く三部作の最終章となる作品であり、シリーズとしては8作目。本作ではPS VRをサポートし、シリーズで初めてVRでのゲームプレイに対応する(PC向けは未定)。プレイヤーは主人公である暗殺者エージェント47の視点で、かつてない没入感の中で暗殺任務をこなすことができるという。

本作には6つのロケーションが収録される予定だが、前々作『HITMAN』と前作『HITMAN 2』のステージをリマスターした上でインポートする「ワールド・オブ・アサシネーション」機能を利用すれば、合わせて20種類以上のロケーションを本作の中でプレイ可能。すなわち、過去2作品のステージもPS VRにて再体験できる。映像では新ステージのドバイのほか、『HITMAN』のパリや北海道、『HITMAN 2』のモルディブやマイアミなどでのゲームプレイが紹介されている。

通常は三人称視点の作品だが、PS VRではもちろん一人称視点となり、ステージ内に多数いるNPCや標的をまさに目の前にしながらのゲームプレイとなる。本作ではおなじみのファイバーワイヤーのほか、さまざまな銃や道具を使用し、VR時にはその手が表示。映像では、中華包丁を手にしたり素手で殴ったり、また爆弾を設置したり、激しい銃撃戦を繰り広げる様子が見られる。変装時には、自身の腕を見て服装の変化を確認するかたちになるようだ。
 

 
本作のゲームシステムについては、海外メディアGame Informerが新たな情報を公開している。本作ではカメラが標準装備となっており、さまざまな用途に使用可能だという。任務に関連する情報を暴くために使用したり、電子機器のスキャンをおこないロックを解除したり、またフォトモードのようにただ写真を撮影することも可能。この写真撮影機能はミッションでも役に立ち、その一例が紹介されている。暗殺の標的につきまとうジャーナリストを殺害し、その遺体を撮影して示すと信頼を得ることができ、ひとりになった標的に接近しやすくなるとのことだ。

新要素としてはほかに梯子(はしご)も存在する。ステージ内に配置された梯子は、上からロックを解除することで使用可能になり、上下の階をショートカットできる。また、一度アンロックした梯子は以降のプレイでも解除されたままとなる。新たな暗殺ルートの開拓に繋がる探索要素であると同時に、リプレイ性を高める要素にもなっているとのこと。
 

 
『HITMAN 3』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに1月20日発売予定だ。また海外Nintendo Switch向けにも、クラウド版としてのリリースが計画されている。