『サイバーパンク2077』推定売上本数は1300万本以上。返金対応分を差し引いた数値

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CD PROJEKTは12月22日、投資家向けの企業レポートとして『サイバーパンク2077』の推定売上本数を報告。12月20日時点での累計売上本数は1300万本以上であると伝えた。この数値は、デジタル販売プラットフォームから取得したデータと、パッケージ版の各販売元から集めたデータを集計したもの。全対応プラットフォームでのセールスの合算であり、実店舗小売店およびデジタル販売プラットフォームの返品分は差し引いている。言い換えるとセルスルーから、これまでにCD PROJEKTが直接受理した返金リクエスト分を差し引いた数値である。

これらのデータは、投資家の意思決定に影響を与えうる情報としてCD PROJEKTが開示したものだ。要するに、ゲームに関する騒動が起きているものの記録的なセールスを出していると示す意図があるのだろうと、Niko PartnersのアナリストDaniel Ahmad氏は解説している。


12月10日に発売された『サイバーパンク2077』は、予約販売分だけで800万本ものセールスを叩き出しており、すでに開発費と宣伝費を回収する見込みであると伝えられていた(関連記事)。そこから10日間で500万本ほど上乗せしたものと思われる。なお同作のPS4/Xbox One版を巡っては、不具合の多さやパフォーマンスの悪さなどを指摘する声が殺到。CD PROJEKTは返金対応に応じ始めた(関連記事)。

その後、PlayStation Storeで販売されているPS4ダウンロード版、Microsoft Storeで販売されているXbox Oneダウンロード版について、デジタル販売プラットフォーム側での返金受け付けも開始。PS4ダウンロード版に関しては、PlayStation Store自体からゲームが一時削除された。米国の大手小売店であるGameStopも、パッケージ版『サイバーパンク2077』について、通常は受け付けていない開封済み商品の全額返金に応じていると報じられている(The Verge)。今のところ順調にセールスを伸ばしている『サイバーパンク2077』。コンソール版に関するネガティブな情報や返金対応の実施によって、今後のセールスがCD PROJEKTの想定よりも緩やかになる可能性はあるだろう。


また英国のパッケージ版週間販売チャートでは、12月13日〜12月19日週のランキングで『サイバーパンク2077』が3位に低下。初週との比較ではセールス80%減とも伝えられている。ただし、同作のように予約販売数が多いタイトルとしてはよく見られる傾向であり、想定範囲内の数値にはおさまっている(GamesIndustry.biz)。なお同週の英国パッケージ版週販チャート1位は、ホリデーシーズンの値引きが適用された『アサシン クリード ヴァルハラ』。2位は『Call of Duty: Black Ops Cold War』となっている。

なおBloombergは1300万本という現時点での数字について、同誌が集計したアナリストによる年間セールス予想値の約半分であると指摘。つまり発売から1年で約2600万本の売り上げを出すと予想されている。この先『サイバーパンク2077』がどれだけセールスを積み上げていくのか、今後のセールス動向が注目される。参考として、CD PROJEKT REDが開発した『ウィッチャー3 ワイルドハント』の累計セールスは約2800万本である(The Verge)。

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