スローライフRPG『ピコンティア』Steamにて早期アクセス配信開始。箱庭で繰り広げられる自由生活

 

フライハイワークスは11月7日、『ピコンティア(Picontier)』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。現在の価格は2000円。最終的には定価の20%程度の値上げが予定されている。


『ピコンティア』は、ドットで描かれた島で生活を送り、住民たちと交流する箱庭型スローライフRPGだ。本作の主人公は、フシギな島で長い間眠っていた人物。主人公が再び目を覚ました時、島の様子は様変わりしており、世話好きのAIアイラと共に、島の中心にある町マグメイルで新しい日々を過ごしていく。


島の中では、あちこちで素材を採取したり、モンスターと戦ったり、魚を釣ったり、畑を耕したり、クラフトでアイテムや武器を生成したりといった行動が可能。素材から作成したアイテムを使って島の住人たちとの交流もでき、住人たちと交流を重ねていくと、会話の内容が増え、新しいレシピが入手できることもあるという。

またフシギな島には、いくつかの謎も存在する。この島にだけ存在するという物質ピコニウム、姿を消したジェダ博士と漂う黒い霧。島に隠された謎は、メインクエストの進行と共に解き明かされ、フシギな物語が描かれるそうだ。

早期アクセス開始時のバージョンでは、クエスト6までのメインクエスト、敵との戦闘、好感度3までの住人との交流、基本的なクラフトや農作業、料理、釣り、ニワトリの飼育が実装されている。フルバージョンへのアップデートを含めて4回の大きなアップデートが予定されており、メインクエストや新マップ、アイテムなどがアップデートごとに追加されていく見通しだ。また、前述のとおり、値上げが予定されている。コンテンツや機能の追加に応じて価格が上昇し、最終的には早期アクセス開始時より20%前後高くなるという。


本作を開発しているのは、国内のインディーゲームスタジオスキップモアと、風変わりなVR作品をリリースしている個人開発者kan.kikuchi氏だ。スキップモアのユウラボ氏とkan.kikuchi氏は、シンプルなドットローグライク『1ビットローグ』と、和風アーケードライクアクション『神巫女 -カミコ- 』でも共同でゲームを開発。『ピコンティア』の開発は2016年よりスタートし、何度かの延期を経て、今回早期アクセスが開始された。

また『神巫女 -カミコ- 』は、『ピコンティア』の開発資金が足りなくなってきた際に、軽めのものを作ってSteamでリリースしようと考えたのがきっかけで開発が始められた作品であり、同作ではユウラボ氏がプログラム以外の全般、kan.kikuchi氏がプログラム全般とサブのゲームデザインを担当していたそうだ(Made with Unity)。

『ピコンティア』は、2000円でSteamにて早期アクセス配信中。公式サイトによると、現在はSteamでの早期アクセス以外に、Nintendo Switch版のリリースも予定されている。