マイクロソフトが「Xbox Series S」を正式発表、 価格は299ドル。次世代ゲームを楽しめる、Xbox Series Xの下位機種として展開へ

 

マイクロソフトは9月8日、次世代Xboxのラインナップのひとつとして「Xbox Series S」を正式発表した。価格は299ドル(約3万1700円)。その他の詳細については今後発表する。

マイクロソフトは、次世代Xboxとして「Xbox Series X」をすでに披露しており、2020年冬に発売する予定。AMDの最新のZen 2およびRDNA 2世代のカスタムデザインCPUとGPUを採用し、最大8K/120fpsでのゲームプレイやハードウェアレベルでのレイトレーシングのサポート、次世代SSDによるロード時間の短縮などを実現するとされている。

そうしたなか、まだ公式には発表されていなかった「Xbox Series S」の存在については、さまざまな噂が飛び交ってきた。一部海外メディアが、独自の情報源をもとにそのスペックを報じることもあったが、真実味を帯びてきたのは最近のことだった。Xbox One向けの周辺機器のパッケージなどに「Xbox Series X|S」と記載されていることが発見されたのだ。Xbox Series Xでは、現行のXbox One向け周辺機器との互換性があることも特徴となっているため、最新のパッケージにそうした表記がつけられるようになったものと思われる。

そして本日9月8日になって、さらにXbox Series Sの本体デザインなどが一部海外メディアにてリーク。マイクロソフトはTwitter上で困惑したような反応を見せていたが、今回の正式発表へと至った。

Xbox Series X


Xbox Series Sは、Xbox Series Xとは異なり、より従来のゲーム機に近いデザインを採用。“これまででもっとも小さいXbox”と表現されているため、Xbox One Xよりもさらに小さくなるようだ。目を引くのは、巨大な丸い排気口だ。大きなファンで静音かつ効率的に冷やす設計になっていることがうかがえる。また、ディスクドライブが存在しないことも挙げられる。Xbox One S All Digital Editionのように、ダウンロードゲームなどに特化して楽しむスタイルとなるのだろう。

そのほか、本機では“Next gen performance”を楽しめるとしている。これは曖昧な表現だが、現行のXbox One XとXbox One Sのような関係であると考えられそうだ。どちらでも同一世代のゲームが動作するが、上位機種ではよりリッチなグラフィックとパフォーマンスで楽しめる。Xbox Series Sの299ドルという価格からしても、スペックを抑えめにしているであろうことがうかがえる。

Xbox Series Sの詳細は、近日中に発表するとのこと。Xbox Series Xの価格や、発売日についても正式発表が期待される。