イカサマカードゲーム『Card Shark』発表、PC/Nintendo Switchにて国内発売へ。嘘と欺瞞で血塗られたトランプ

 

パブリッシャーDevolver Digitalは日本時間8月19日に放映された「Indie World – 18/08/2020」にて、『Card Shark』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、2021年に発売予定。Steamストアページでは日本語対応表記が確認できるほか、Indie WorldによるとNintendo Switch版は国内発売されるという。

『Card Shark』は、イカサマをテーマとしたカードゲームだ。舞台となるのは、18世紀のフランス。主人公となるのは、サンジェルマン伯爵なる男に雇われた詐欺師だという。相手を出し抜きズルを繰り返しながら、この社会にて成り上がっていく。ゲームプレイについては謎に包まれているが、映像ではカードゲーム中にイカサマをするシーンが幾度も確認できる。

カードとしてはトランプの柄が確認できるが、詳細なルールは不明。画面下にはゲージが存在し、それらのゲージが変動している。赤い部分を超えたところで当該キャラが殺害されたことから、疑われていることを意味するゲージなのかもしれない。タイミングよくボタンを押す場面も確認でき、ミニゲーム形式でイカサマを積み重ねていくのだろう。


Steamストアでは、「ローグライク要素を取り入れたリアルなカードマニピュレーションとミニゲーム」「テクニックをマスターしたとき、新たなエリアが解放される」「一世一代の大勝負を仕掛けるために自分の勝利をコントロールせよ」といった文言が確認できる。パーマデスが採用されているとすれば、イカサマがばれたり負けると本当に殺されるのかもしれない。いずれにせよ、カードゲームにおけるズルが重要なゲームになりそうだ。

『Card Shark』を手がけるのは、イギリスのインディースタジオNerial。カード一枚一枚をめくる行為を介して王国をめぐる壮大な物語を描く『Reign』シリーズを開発。カードゲームをテーマとした作品に強みを持つスタジオだ。昨日8月18日には、ジョージ・オーウェルの著書「動物農場」を題材とするゲーム『Orwell’s Animal Farm』を発表していた。『Card Shark』の制作は小さなチームにより進められているようで、6名ほどの開発スタッフにイラストレーターNicolai Troshinsky氏を加えてゲームづくりを進めている。Nerialらしく、ゲームシステムはシンプルで洗練されていながらも、血なまぐさいドラマが隠されていることだろう。

『Card Shark』は2021年にPC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売予定だ。