PS4『ゴースト・オブ・ツシマ』往年の時代劇映画の予告編風トレイラー公開。7月17日の発売を前に、ゲームの魅力を一気に紹介

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントは7月10日、『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』の最新トレイラーを公開した。本作はSIEワールドワイド・スタジオのひとつであり、アメリカを拠点にするデベロッパーSucker Punch Productionsが、日本の時代劇映画へのリスペクトを込めて制作した手がけるオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーゲームだ。SIEは、本作に対する日本からの返答として、このトレイラーを日本独自で制作したという。

『Ghost of Tsushima』の舞台となるのは、文永(13世紀後半)の対馬。モンゴル帝国の智将コトゥン・ハーン率いる元軍の大船団が、日本への侵攻の足がかりとしてこの島に上陸する。対馬の武士団はこれを迎え撃つも壊滅。そして、かろうじて生き延びた境井仁が冥府から蘇った「冥人(くろうど)」として、対馬の民を守るため戦う。

今回公開されたトレイラーは、往年の時代劇映画の予告編のような雰囲気を再現。まず冒頭では、元軍の圧倒的な力の前に、仁が侍の道に反する戦い方に手を染めるようになる経緯を、シネマティックシーンと実際のバトルシーンを交えて描く。さらに美しい対馬の環境や、時代劇映画風のモノクロ映像でゲームをプレイできるモードも披露。黒澤明監督の名を冠して「黒澤モード」と名付けられており、ビジュアルだけでなく音声の雰囲気も大きく変化するこだわりのモードだ。そしてキャスト陣が一気に紹介。こうした演出は、時代劇に親しんだ日本人ならではと言えるかもしれない。


トレイラーの中でも見られた、対馬の豊かな自然の描写を作り上げるにあたっては、開発元Sucker Punch ProductionsのJoannna Wang氏をはじめとする環境アートチームが、実際に対馬を何度も訪れて取材を重ねたという。ただ、本作に登場する対馬は実在のものを再現したわけではなく、日本本土の風土から得た着想も組み合わせて、本作独自の“対馬”に仕上げたのだそうだ。

本作の対馬は、地図上では大きく三つの地域に分かれており、40パターン以上の植生が存在。開発中には、“自然の美”と“人工の理(秩序)”を大きな柱にしながら、「見える場所にはすべて行ける」ことを目指していたという。Wang氏はPlayStation.Blogへの投稿にて、いかにして自然の描写を際立たせたのかや、プレイヤーを導く風の存在について、また開発中に直面した難問などについて語っているため、興味のある方は本作の発売前に一読しておくと良いだろう。

『Ghost of Tsushima』は、PS4向けに7月17日発売予定だ。

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