『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の新作が開発決定。『シャンティ』シリーズ初期作品のNintendo Switchなどへの移植も


デベロッパーのWayForwardは7月9日、『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の新作を開発中であることを明らかにした。アークシステムワークスの監修により生まれた「くにおくん」シリーズの流れをくむ作品であり、前作は2019年に発売されている。

前作『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』では、くにおの彼女「みさこ」と、りきの彼女である「きょうこ」の最恐女子高生コンビを主人公とし、「くにおくん」シリーズらしいベルトスクロール・アクションを基本に、システムや世界観には現代的な要素を導入。さらに、WayForwardが得意とするドット絵グラフィックと、多彩な表情を見せるアクションなどにより高く評価された。今回発表された新作については、現時点ではその内容は一切明らかにされておらず、発売時期や対応プラットフォームも不明。今後の続報を楽しみにしてほしいとのことである。

*前作『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』のトレイラー

今回WayForwardはさらに、『Shantae』『Xtreme Sports』をNintendo Switch向けに、また『Shantae: Risky’s Revenge – Director’s Cut(シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-)』をNintendo Switch/Xbox One向けに発売することも発表している。

『Shantae』と『Xtreme Sports』は、もともとゲームボーイカラー向けに発売された作品だ。どちらも海外ではニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでもリリースされているが、WayForwardを代表するアクションゲーム『シャンティ』シリーズの原点である『Shantae』の、Nintendo Switchへの移植はファンには嬉しいニュースだろう。長い髪を武器にし、ベリーダンスにてさまざまな動物に変身してステージを進むシリーズの特徴的なシステムは、この頃にはすでに完成していた。一方の『Xtreme Sports』は、スケボーやサーフィンなど多彩なスポーツを楽しめるアクションゲームだ。いずれも発売時期は未定である。

*『Shantae』バーチャルコンソール版のトレイラー

『シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-』は、シリーズ2作目として2010年にニンテンドーDSi向けに発売され、その後PCやPS4/Wii Uなどに移植。日本語版も発売されている。そして今回、残る現行コンソール向けのリリースが決定した形だ。ライバルであるリスキィ・ブーツの悪巧みを阻止するため、シャンティはふたたび、さまざまな場所を冒険する。Nintendo Switch/Xbox One版は今年の秋に発売予定。Microsoft StoreではWindows 10版も同時リリースする模様である。

ちなみに今回の一連の発表は、ダウンロードゲームを数量限定でパッケージ化して販売するLimited Run Gamesが実施したオンラインイベントの中で明らかにされた。同社は、これらの作品のパッケージ版を販売する予定。『Shantae』と『Xtreme Sports』については、ゲームボーイカラー向けのカートリッジも発売するという。特に『Shantae』のオリジナル版カートリッジは生産数が少なくプレミア化しているため、貴重な再リリースとなりそうだ。

なお、各作品のダウンロード版や『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の新作の国内発売については現時点では不明。弊誌ではWayForwardに問い合わせをおこなっており、確認が取れ次第追記する。

【UPDATE 2020/7/10 12:05】
弊誌がWayForwardに確認したところ、同スタジオはすべてのXbox One向けタイトルを全世界で自主配信しているため、Xbox One版『シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-』は、日本でも配信されるとのこと。一方、『Shantae』などNintendo Switch向けタイトルについては、日本での販売パートナーが必要であり、これについては現時点で発表できるものはないとしている。また、『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の新作についても、開発中であるということ以上に公開できる情報はないとのことだった。