PS5『Ratchet & Clank: Rift Apart』発表。次元をワープする、『ラチェクラ』シリーズ最新作

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは6月12日、PlayStation 5向けたデジタルショーケースイベント「PS5 THE FUTURE OF GAMING」にて、『Ratchet & Clank: Rift Apart』を発表した。本作は『ラチェット&クランク(以下、ラチェクラ)』シリーズ最新作。前作『ラチェット&クランク THE GAME』の発売から約4年。ついに新たなシリーズ作品が、PS5向けタイトルとして発表された。

『ラチェット&クランク』といえば、主人公ラチェットとその相棒のクランクにより繰り広げられるコミカルな物語、そして「ガラメカ」を駆使した戦闘が特徴。シリーズを通して培われてきたそれらの要素は、最新作『Ratchet & Clank: Rift Apart』においても受け継がれるようだ。今回公開されたトレイラーでは、実際のゲームプレイの様子もお披露目。その中ではラチェットによる軽やかなアクションはもちろん、シリーズお馴染みのグラインドレール上での戦闘やドラゴンに乗っての空戦、そして次元をワープする様子がたびたび映されている。次々と惑星間を飛び移っており、新たな要素とともに、さらなる飛躍を遂げたゲームプレイ体験が味わえそうだ。

ストーリーについてはシリーズ過去作と同様、今作でも引き続きラチェットとクランクを中心とした物語が繰り広げられるようだ。一方、トレイラーの最後では新たなキャラクターが登場。その見た目はラチェットの女性版といったところか、ガラメカらしき武器を手に持っており、ラチェットとはぐれたクランクに対して「Who?(誰?)」と驚いている。彼女もまた物語のキーキャラクターとして関わってくるのだろう。

今作を手がけるのはSIE傘下の開発スタジオInsomniac Games。『ラチェクラ』シリーズのみならず、2018年にはPS4『Marvel’s Spider-Man』をリリース。同作は多くのユーザーから絶大な支持を受け、これをきっかけにInsomniac Gamesはスタジオとして大きな飛躍を遂げるに至った(2019年にSIE傘下のスタジオ入り)。こうして現在も躍進し続ける同スタジオの代表Marcus Smith氏は今回のショーケースイベント内にて、『Ratchet & Clank: Rift Apart』はPS5の性能を最大限にまで引き出していると発言。PS5のコントローラ「DualSense」により、これまで出来なかったことを実現できるようになったとも述べている。そのほかグラフィック面に関してもレイトレーシング機能により、光の表現が進化を遂げたこと、また冒頭にも述べた惑星間を次々とワープするといったゲーム体験の実現にもPS5の性能がフルに活用されているようだ。

『Ratchet & Clank: Rift Apart』は、PS5向けに発売予定。具体的な発売時期やさらなる詳細については、今後追って明かされていくことだろう。

【UPDATE 2020/06/12 9:12】
同作のスクリーンショットが追加された: