『ファイナルファンタジーVII リメイク』PS4版が4月10日に発売された。分作として発売された本作は、懸念されたボリューム不足を払拭し、スクウェア・エニックスとしてのノウハウが詰め込まれた、AAA級にふさわしいタイトルに仕上がっている。Ukie/GSDによるイギリスのパッケージ版の週販チャートでも1位を獲得するなど、海外の出だしも上々。そしてその人気は、Pornhubにも及んでいるようだ。
Pornhubは、一部ユーザーにとっては言わずとしれた、最大手ポルノサイトのひとつ。同サイトは、サイト内におけるデータを定期的に公開しており、人気ゲームの発売時においてもサイト内変化を報告している。『ファイナルファンタジーVII リメイク』もまた人気ゲームとして分析の標的になったようだ。
まずPornhubは「FINAL FANTASY」というキーワードそのものの検索数が激増していることを報告。同キーワードの4月13日の検索数は、3月の平均検索数と比べて7631%増加したという。もちろん人気の中心ワードは「FINAL FANTASY VII」である。ゲームタイトルそのものの検索を除けば、「tifa Final Fantasy hentai」というティファに対する欲望むき出しのキーワードがトップ。次ぐワードは「final fantasy tifa」、そしてエアリスを含んだ「final fantasy aerith」。検索数としては、ティファが独走状態のようだ。
そして「final fantasy hentai」「final fantasy cosplay」と不穏なワードが続く。同作の人気3番手は序盤からキュートに存在感を見せるジェシー。ただしシリーズ全体としての人気はライトニングやユウナ、ルールーの下で、2強には割り込めていないようだ。ユーザー層については、男性は女性よりも58％、「FINAL FANTASY」で検索をかける可能性が高いとのこと。またPlayStationユーザーはXboxユーザーよりも189%、「FINAL FANTASY」で検索をかける可能性が高いという。本作はPS4向けにリリースされており、当然の結果といえる。
『ファイナルファンタジーVII』のティファといえば、豊満な身体が特徴。一方リメイクにおいてはデザインに工夫が込められたようで、ディレクターの野村哲也氏はファミ通のインタビューにて「ティファは腹筋を割りたかったのでアスリートのスタイルに寄せています。それから、社内の倫理部署からの指示もあり、激しいアクションでも不自然にならないように胸部を絞める必要がありました」とコメント。「そこで、すごくシンプルだった上半身の衣装を、黒のアンダーウェアや体にフィットするタンクトップで、フィットネスを意識したスポーティーなデザインにしています」とも答えていた。
そうして工夫され生まれた新生ティファは、胸の谷間などが強調されておらず、野村氏の語るようなアストリートスタイルに仕上がっているだろう。ただし、腹部や脚部の露出は健在で、単純に肌の見せる量は多い。またイベントの増加によって描写シーンが増え、伊藤歩氏のフルボイスがあてられることによって、「元気で面倒見の良い幼馴染」としてのキャラクターが掘り下げられている。外見だけでなく、内面的に魅力が増したティファに、恋い焦がれる男性諸君が増えているのかもしれない。エアリスについては、やや胸部があいた服を着ており、衣装ついては彼女の方がセクシーめ。ティファと同じくエアリスについても、キャラの掘り下げがなされており、検索人気こそティファに劣るもののファンを増やしていることだろう。ちなみに、下位にはなったものの、クラウドについてもしっかりランクインしている。
なおPornhub内で「FINAL FANTASY」にて検索をかけたユーザーが、そのほかのゲーム/キャラクターではどのようなキーワードで検索しているかという、なかなか興味深いデータも公開されている。トップは『オーバーウォッチ』で、次ぐのは「Jill Valentine」。『バイオハザード』シリーズの人気キャラだ。ただ『オーバーウォッチ』といっても、人気は「D.Va」に集中しているようだ。「D.Va」と「ジル」を好むユーザーが、現在は「ティファ」に夢中。そう考えると、何かの法則性が見えてくるかもしれない。
『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、4月10日よりPS4向けに発売中。Pornhubおなじみのランキング（2018）（2019）にて、今年ティファやエアリスが食い込んでくるかも、注目ポイントとなりそうだ。
