アクワイアの『剣闘士』シリーズ最新作『剣闘士X』ティザートレイラー公開。UE4を採用し、PC/コンソール向けに2020年発売へ

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デベロッパーのStarcaster Gamesは12月16日、『Gladiux  (剣闘士X)』のティザートレイラーを公開した。本作は、アクワイアの剣闘アクションゲーム『剣闘士』シリーズの最新作で、両社が共同開発している。アクワイアの公式サイトでは『剣闘士X(仮)』として掲載されている。

『剣闘士』シリーズは、古代ローマ帝国を舞台にしたアクションRPGだ。デベロッパーの娯匠がPS2向けに手がけた『GLADIATOR -ROAD TO FREEDOM-』を原点とし、その後アクワイアとタッグを組み、同作をアレンジしたPSP向け『剣闘士 グラディエータービギンズ』や、魔法要素やオンライン対戦を導入したPS3向け『グラディエーターバーサス』などが発売。『Gladiux』は2020年のリリースが予定されており、9年ぶりのシリーズ新作となる。

『Gladiux』はどのようなゲーム内容になるのか、まだ詳しいことは明かされておらず、「闘いのために鍛錬を積み、厳しい試練を乗り越えて自由を勝ち取れ」とだけ説明されている。これまでのシリーズ作では、プレイヤーは興行師に買われた奴隷として闘技場での闘いに挑む。興行であることから、観客を楽しませる闘いを演じることで評価が上昇し、得られる報酬などに影響することが特徴のひとつだった。装備品のカスタマイズや、キャラクターの成長要素も存在する。

アクワイア代表取締役の遠藤琢磨氏は本作について、『剣闘士 グラディエータービギンズ』をモチーフにしながら、すべて作り直しているとコメントしていた。また、シナリオも大幅にボリュームアップしているという(ファミ通)。今回公開されたトレイラーではUnreal Engine 4を使用していることが確認でき、ビジュアルも大きく進化していることが分かる。アクワイアは、高評価を得たRPG『オクトパス トラベラー』の開発でもUE4を使用していた。そのほか、従来のシリーズ作のように1対1だけでなく複数人での闘いが存在すること、キャラクターや装備のカスタマイズが可能なこともうかがえるが、バトルシステムなど詳しい内容は続報を待つ必要がありそうだ。

『Gladiux』は、2020年にPCおよびコンソール向けに発売予定。「Consoles」としているため、複数の機種を想定しているのかもしれない。遠藤氏は、本作をPS5でもリリースしたいとも述べていた。まずは、本作の国内向けの正式発表とゲーム内容の詳細を待ちたい。

【UPDATE 2019/12/18 14:00】
アクワイアは12月18日、『剣闘士X』を国内向けに正式発表し、ティザートレイラーを公開した。2020年発売予定で、対応プラットフォームは未定。本作は、2010年に発売された『剣闘士 グラディエータービギンズ』を元に開発を進めているとのことだ。

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