『ポケモンGO』のバトルがさらに進化。システムが一部更新され、新わざ追加に既存わざ変更、本格オンライン対戦の続報も

 

Nianticは12月12日、『ポケモンGO』のコミュニティノートを更新し、バトルコンテンツの追加および変更を告知した。『ポケモンGO』においては、レイドバトル、そして最近はGOロケット団との対峙など、戦闘をまじえたコンテンツ追加および更新が活発。そうしたバトルは、さらに進化していくようだ。

多くのユーザーが気になるのは、やはりバトルシステムの更新だろう。大きく分けると2点。「こうげき」の優位性が高まったこと、ステータス引き上げが交代によって無効になること。以下は公式サイトからの引用。

1.
お互いのポケモンが同時にスペシャルアタックを使った場合、「こうげき」が高いポケモンの方が先制します。2匹のポケモンの「こうげき」が同じ場合は、ランダムで先制するポケモンが決まります。 この変更により、「ぼうぎょ」と「HP」だけでなく、「こうげき」も重要な要素になってきます。チーム編成がより一層奥深いものとなるはずです!

2.
ポケモンを交代させると、「こうげき」と「ぼうぎょ」に対する効果がリセットされます。 「こうげき」と「ぼうぎょ」に影響を与えるわざをさらに追加する上で、その効果をリセットすることも選択肢の1つとして加えたいと考えました。ステータスを引き下げるわざは交代を促し、反対にステータスを引き上げるわざを使うとなるべく交代を避けるようになる、といった駆け引きが生まれます。どのタイミングでどういうわざを使用し、いつポケモンを交代させるのか、これまで以上に考慮すべき点が増えます。

新たなわざが追加され、わざの種類も増加する。どのわざも『ポケットモンスター』本編ではおなじみであるが、やや複雑な性質を持つわざ。『ポケモンGO』に導入されるにあたっては、一部効果が変更されているので、既存のファンも説明文を読んでおこう。以下、公式より引用。

オクタンほう – 相手のこうげきを大幅に下げる、チャージが遅めのスペシャルアタックです。「オクタンほう」は「オクタン」と「キングドラ」が覚えられます。

ミラーショット – 相手のこうげきも下げるチャージの素早いスペシャルアタックです。「ミラーショット」は「ナットレイ」「ジバコイル」「ギギギアル」「フォレトス」が覚えられます。

とどめばり – 使用後に自分のこうげきも上げるチャージの素早いスペシャルアタックです。「とどめばり」は「スピアー」「ドラピオン」「ビークイン」「ハリーセン」が覚えられます。

はどうだん – 強力なかくとうタイプのわざです。「はどうだん」は「ルカリオ」が覚えられます。

ばかぢから – 素早く繰り出せる強力なかくとうタイプのわざですが、使用後は自分のこうげきとぼうぎょが低下します。「ばかぢから」は「カイロス」「ハリテヤマ」「カビゴン」「ドサイドン」「メルメタル」が覚えられます。

また既存わざについても、一部変更されている。GOロケット団イベントによって量産されている「おんがえし」持ちポケモン。この「おんがえし」についても、調整が入っている。以下、公式からの引用。

つじぎり – トレーナーバトルで必要とされるエネルギーが減少し、一定の確率で自分のこうげきを大幅に上げます。

こごえるかぜ – 一定の確率で相手のこうげきを低下させます。

ハイドロカノン – トレーナーバトルで与えるダメージが減少します。「コミュニティ・デイ」の限定わざは強いものが多いですが、現在の「ハイドロカノン」には調整が必要だと判断し、ダメージを下げました。

やつあたり/おんがえし – トレーナーバトルでチャージする時間が長くなり、与えるダメージが大きくなります。全てのシャドウポケモンが覚えている「やつあたり」が、リトレーンすることで「おんがえし」になるため、このわざが万能になりすぎないように調整します。

どろかけ – ジムバトル、レイドバトル、トレーナーバトルでの「どろかけ」のダメージが上がります。

すなじごく – トレーナーバトルで使用した際に、チャージ時間が短くなる代わりにダメージが減少し、相手のぼうぎょを一段階下げるようになります。また、「ガブリアス」「ドダイトス」「グライオン」が「すなじごく」を覚えられるようになります。

じしん – ジムバトルとレイドバトルでのダメージが上がります。

オーバーヒート、りゅうせいぐん、サイコブースト – トレーナーバトルでより素早くチャージできるようになりますが、使用後は自分のこうげきが大幅に低下します。バランスを保つために一部のダメージ値を引き下げます。

インファイト - トレーナーバトルでより素早くチャージされるようになりますが、使用後は自分のぼうぎょが大幅に低下します。

そのほか、一部ポケモンを対象に覚えられるわざが追加されたり、覚えられなくなったわざが復活したりと、さまざまな調整が入っている。なかなか使いみちがなかったカイオーガもなみのりを覚えるなど、かなり大きくテコ入れされている印象だ。詳しくは公式コミュニティノートを確認してほしい。

また来年頭に実装されることが発表されていた、オンラインをまじえた本格的な対戦コンテンツ「Pokémon GO バトルリーグ」の続報も記載されている。本作にはCPで区切られたスーパーリーグ、ハイパーリーグ、マスターリーグが存在するが、これらすべてでバトルリーグは開催されるという。そのほか、バトルリーグはランクを上げていく仕組みとなっているが、シーズン中はどれだけ負けようともランクが下がらないことや、ランク10(最高)に達した後はレーティングを上げていく仕組みであることも明かされている。ガチバトルを好むプレイヤーにも、満足できる仕組みになっていそうだ。以下、公式サイトの記述を引用する。

・バトルはスーパーリーグ、ハイパーリーグ、マスターリーグの全てのリーグで開催されます。 ですが、1度に開催されるのは1つのリーグだけで、シーズン中に3つのリーグが順番で開催されることになります。つまり、トレーナーとして名をあげるには、3つのリーグ全てで勝たなければなりません!

・シーズンを通しての勝利数に応じて、リーグのローテーションに関わらず、ランクが上昇します。 それぞれのシーズンではランク1からスタートし、最大で10まで上げることができます。一旦上がったランクは、シーズン中に下がることはありません。ランクが高いほど得られるリワードも良いものになります!

・ランク10に到達した後は、最強を目指してレーティングを上げましょう。 レーティングは勝つと上昇し、負けると下がります。

・1回のバトルに、同じポケモンを使用することはできません。