『ポケモンGO』アプデで、トレーナーの顔や体形が“勝手に変えられた“と批判寄せられる。見慣れたトレーナーの突然変異

 

Nianticは4月18日、『ポケモンGO』に向けてアップデートを配信開始。トレーナー(アバター)の体形や顔つきなどを複数の種類から選択可能になるなどの変更が加わった。一方でアップデート前とまったく同じ体形や顔つきを再現することができなくなっており、プレイヤーコミュニティでは突然変化した自分のトレーナーに「違和感を覚える」といった反応が寄せられている。

『ポケモンGO』は、任天堂とNianticが手がける位置情報ゲームだ。本作では現実世界とリンクしたフィールドを実際に歩いて探索し、出現するポケモンたちを捕まえることを目指していく。ほかにもポケモンを育成してトレーナー同士でバトルしたり、ポケモンの交換をしたりなどさまざまな楽しみ方ができる作品だ。


本作に向けては4月16日に新たなアップデート方針が発表。4月から5月にかけて「『ポケモンGO』を再発見!」というテーマを掲げる4種類のアップデートが実施されることが明かされた(関連記事)。このうち第1弾となるアップデートが日本時間4月18日に配信開始。「自分」を再発見、というテーマを掲げるアップデートとなっている。

本アップデートではトレーナーの筋肉量、肩幅などを細かく設定可能になっており、「トレーナーのスタイルをもっと自分に近づけられる」とアピールされている。このほかスタイルショップが更新され、服装を含めてこれまで以上にカスタマイズの選択肢が増加した。より多様な表現をできるようにするための、アップデートだったのだろう。

一方、このアップデート後に国内外のユーザーからトレーナーの見た目変化に違和感を覚えるとの声が寄せられている。たとえば肌の色を色白にした場合には、アップデート後は白くなりすぎるとの反応が散見される。アップデート前の色白でありつつも健康的な日焼け色を恋しく思う声は多いようだ。また体形についてもやや胴長な見た目になっており、アップデート前のスタイルの方が気に入っていたとするユーザーは多く見られる。カスタマイズ性は増したものの、アップデート前からのデザイン変化に違和感を覚えるとする声も集まっている。


トレーナーの顔つきについても、アップデート前のフェイスがベースでありつつ変化を見せており、アップデート前とまったく同じ顔を再現することはできなくなっている。トレーナーの顔はマップ画面で左下に表示され続けることもあり、先述の肌の色の変更とあわせて一部プレイヤーたちは違和感を募らせているようだ。

『ポケモンGO』は日常的に遊ぶゲームアプリということもあり、日々見慣れていたものがいきなり変化すると受け入れがたい気持ちはあるかもしれない。今回のアップデートを受けて、一部プレイヤーは覆面系の装飾アイテムを被せて顔を隠したり、いっそのこと思いっきりヘンテコな恰好をさせたりして、各々違和感に対処している様子だ。


「トレーナーのスタイルをもっと自分に近づけられる」ことを掲げていた今回の変更。髪型・顔つき・体形などを選べるようになりカスタマイズ性は増したものの、それに伴う3Dモデルの変更もあってか、アップデート前とは微妙に違う部分が生じたかたちだ。見慣れた姿のトレーナーに戻してほしいといった声も散見され、そうしたフィードバックに今後対応されるかどうかも注目される。

ポケモンGO』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。現地時間(太平洋夏時間)4月22日には「『ポケモンGO』を再発見!」第2弾となるアップデートが配信予定だ。