『The Outer Worlds』は予想を上回る売れ行きを記録。『ボーダーランズ3』など含め今期の売り上げをTake-Twoが報告

 

パブリッシャーのTake-Two Interactive Softwareは11月8日、2020年度第2四半期(2019年7〜9月)の決算を発表した。同期には傘下の2Kから『ボーダーランズ3』や『NBA 2K20』、Rockstar Gamesからは『レッド・デッド・リデンプション2』、そしてPrivate Divisionからは『Ancestors: The Humankind Odyssey』などが発売された。

同期の売り上げは、前年同期比74パーセント増の8億5780万ドル(約937億円)。『ボーダーランズ3』や『NBA 2K20』『レッド・デッド・リデンプション2』といった新作に加え、『GTA V』や『NBA 2K19』などの旧作、また「GTAオンライン」や「レッド・デッド・オンライン」が売り上げに特に貢献したという。同社は、全体として当初予想を上回る結果だったとしている。

発売から5日間で500万本以上を売り上げ、2Kの販売タイトルとして歴代最速の初動を記録したGearbox Softwareの『ボーダーランズ3』についても、予想を上回る売れ行きだという。そして、現時点では売り上げ700万本に迫っている状況であることが報告された。

『GTA V』は発売からすでに5年ほどが経っているが、依然として好調な売れ行きで累計1億1500万本を突破した。同作のオンラインモードである「GTAオンライン」については、アクティブユーザー数の記録をさらに更新し、少額課金は前年同期比で23パーセント増を記録。今後も成長を見込んでいるとのこと。また、『レッド・デッド・リデンプション2』の売り上げが、2650万本を突破したことも今回明らかにされている。

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Obsidian Entertainmentが手がけ、高い評価を獲得した『The Outer Worlds』については、事前予想を上回る売れ行きだとコメント。ただ具体的な売り上げ本数については、質疑応答でも問われたものの、まだ発売されてから間もないとして明らかにしなかった。今後情報を集めた段階で公表するとのこと。また、同作はNintendo Switch版も予定されているが、今年度内(2020年3月まで)に発売予定であるとしてる。

2020年度第3四半期は、上述の『The Outer Worlds』や『レッド・デッド・リデンプション2』のPC版などが発売され、堅調なスタートを切ったとした。そしてホリデーシーズンに向けては、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』のPS4/Xbox One版や、Google Stadia向けタイトルにてラインアップを強化するとのこと。

また同社は、さらなる将来についてもコメント。現在Take-Twoは、これまでにないほど強力な開発パイプラインを有しており、この中には複数の同社最大のフランチャイズの続編や、新規IPが含まれているという。そして、新興市場を含めプラットフォームやビジネスモデルに積極的に投資をし、業界のポジティブなトレンドを活用しながら、長期的な成長と利益拡大をおこなうとした。