『ドットホラーストーリー』Switch/PS4/Vita向けに11月14日配信へ。高評価PCゲームが初の公式日本語を引っさげて国内上陸

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パブリッシャーのレイニーフロッグは11月7日、『ドットホラーストーリー』を2019年11月14日に配信すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation Vitaで、価格は税込800円。『ドットホラーストーリー』は、2015年10月にSteamにて配信され高評価を獲得した『DISTRAINT』の日本語版だ。国内コンソール版は、同作初となる公式日本語対応を引っさげてのリリースである(PC版には非公式日本語化あり)。開発を手がけるのは、フィンランドのゲーム制作者Jesse Makkonen氏である。

『ドットホラーストーリー』は、2Dで展開されるホラーゲーム。主人公となるのは、有名法律事務所に務める会社員プライス。プライスの野望は、事務所の共同経営者となり、そして巨万の富を得ること。野望を達成するために、日々の業務をこなす毎日。しかしある日プライスは、難しい仕事を課せられる。その仕事とは、とあるマンションの住人たちに対して、家賃滞納や新たな高速道路の建設などさまざまな理由に、立ち退きを迫るというもの。仕事を達成するために心優しい老婆など住民たちを追い詰めていくが、一方で大きくなる罪悪感によって、彼の精神は病みはじめ、やがて「幻覚」を見るようになる。

ゲームプレイについては横スクロール形式が採用されており、エリアを左右に探索していく。マンション内を歩き周り、住人たちの部屋を訪問。アイテムを拾ったり、使用したりすることでパズルを解きながら、物語を進めていく。探索の途中では、主人公のプライスだけに見える幻覚と現実世界が混ざりあうことで、超現象が展開される場面も。何が幻覚で何が現実なのか。妄想と現実が混濁する世界の探索の中で、プレイヤーは「人生には、お金よりも大切な物があるのか」という大きなテーマに直面していく。

なお本作の日本のレーティングはCERO D。

邦題どおりドット絵で展開される『ドットホラーストーリー』。Steam版はユニークなビジュアルや先の読めないストーリーテリングが評価され、レビューステータスは「非常に好評」。ボリューム自体は短いながら、濃密な恐怖が味わえると評されている。日本語についても、英語にあわせたフォントが採用されており、ゲーム内の演出でも漢字が映し出されるなど、ローカライズにも力が入れられている印象だ。秋の夜長は、サイコロジカルホラーでじんわりとした恐怖を感じてみるといいかもしれない。

『ドットホラーストーリー』は、Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation Vita向けに11月14日配信予定だ。

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