グロテスクホラーARPG『Death Trash』は2020年初頭に早期アクセス配信へ。無法者として生きる混沌の世界


個人開発者Stephan Hövelbrinks氏は『Death Trash』を2020年初頭にSteamにて早期アクセス配信開始すると発表した。Hövelbrinks氏個人で4年以上をかけて開発しているタイトルであり、最短でも1年以上の早期アクセスを予定しているという。

『Death Trash』はポストアポカリプス世界を舞台とした見下ろし型のRPGだ。終末世界を舞台にしつつ、サイバーパンクやSci-Fi、コズミックホラー、ダークファンタジーといった多彩なエッセンスを融合させ、独特の荒廃した世界観が生み出されている。ほかにも性にまつわるトピックも関連しているといい、黙示録的な世界をイメージして開発しているそうだ。

舞台となるのは、宇宙世界。人類は星々をわたり歩き、古代文明の存在するNexusという惑星に居住していた。しかし守護的な存在として備えられた機械は、腐敗しており恐怖をもたらすものだった。プレイヤーはレイダーとしてBleeding Head OracleやEvergrowing Heartと呼ばれる戦争兵器に導かれ、その力を破壊もしくは修復に使うという。

ゲームシステムとしては、セミ・オープンワールドRPGになっているといい、手作りのステージの探索を通じてグロテスクな物語を進行させていくという。ゲームプレイはリアルタイムで進行し、遠距離/近接武器やステルス、会話の選択、インベントリの確認やクラフト、盗みや嘔吐などがスムーズに展開される。荒廃した世界には不気味なクラーケンや、嘔吐バーなど異様なNPCや施設が存在し、末期世界が味わえる。

プレイヤーは主人公のスタッツをカスタマイズし、メインストーリーやサイドクエストでさまざまな選択を下していく。機械や武器な巨大モンスターと戦うも、彼らと友好的になるもプレイヤー次第。ゲームはマニュアルセーブなので、基本的にはやりたい放題。さらに会話中はいつでもその場を離れることができる。登場するNPCはすべて殺害可能であるが、一方で殺害自体が難しく設定されているそうだ。『Fallout』系統のゲームデザインに、Hövelbrinks氏がもたらすエッセンスが加わり、混沌な世界が描かれるのだろう。

なお本作はローカルco-opに対応しており、画面分割で2人プレイが可能。1人目とは別にキャラを操作でき、キャンペーン中はいつでも飛び入り可能だが、クエスト進行は共有。探索するマップも同一の場所に限られるが、別々に行動可能とのこと。正式リリースされたあかつきには、PS4/Xbox One/Nintendo Switchでも発売されるそうだ。