ゴブリン孤児の雑貨屋経営シム『Trash Goblin』発表。ガラクタから土を落とし、洗って磨いてくっつけてピカピカの逸品に

 

インディーデベロッパーのSpilt Milk Studiosは9月13日、『Trash Goblin』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年に早期アクセス配信としてリリース予定。

『Trash Goblin』は雑貨屋経営シミュレーションゲームだ。主人公は心優しい古物商に引き取られた孤児のゴブリン。自分のビジネスを始める資金を得るため、古物商が持ち帰ってきたガラクタから小物を作って販売することになる。本作では、土にまみれたガラクタを取り出して清掃、売り物になるまで磨けあげたり作り替えたりして、接客パートで客に販売していく。

まずガラクタ清掃パートでは、ブロック状の土にガラクタが覆われている状態から作業を進めていくようだ。ブロックに印をつけて、少しずつ崩して中身を取り出すようなシステムと見られる。『マインスイーパ』のように、突いてはいけないマスを慎重に推理していくルールかもしれない。

そうして取り出したヘアピンや角笛などの物品は、そのままではまだガラクタ同然。泡やスポンジで汚れを落としたのちに、塗装などをして売り物にしてゆくことになる。また、そうしたアイテム同士を組み合わせることで、新たな小物に生まれ変わらせることが可能。たとえば角笛では、さまざまな模様での塗装や「象と組み合わせる」「金属パーツをつける」などの改造が施せるようだ。なお、小物は180種類以上が実装予定とのこと。そうしたガラクタ同士の組み合わせパターンをを探す楽しみもありそうだ。


接客パートでは作ったアイテムを客に売ることになる。客は多種多様でそれぞれ「光り物を好む」といった好き嫌いがあるとのこと。リザードマンの商人や腕利きの鍛冶屋など、個性豊かな客の好みを把握したうえで売り込むのが重要になるようだ。また、売り上げ金を用いて新たなガラクタ整備道具の獲得や工房の拡張も可能なほか、町の違う区画に出店することもできるようだ。そうしたサイクルを繰り返し、立派な職人ゴブリンを目指していくのだろう。


本作を手がけるSpilt Milk Studiosはロンドンに拠点を置くインディーデベロッパーだ。同スタジオは過去にアクションゲーム『Tango Fiesta』を手がけ、多人数参加カニバトルゲーム『King of Crabs』の開発にも携わっている。また、戦災のなかにいる子供のためのチャリティーバンドル「HELP: THE GAME」に向けた農業ゲーム『A Verdant Hue』などもリリースしている。なお、『Trash Goblin』については年内に体験版をリリース予定。また、Kickstarterキャンペーンも開始予定とのこと。


『Trash Goblin』は2024年にPC(Steam)向けに早期アクセス配信としてリリース予定だ。