Shawn Layden氏がSIEを離脱。近年のPSの顔とも言える存在だった人物

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は10月1日、役員人事を実施。2019年9月末付で、SIEワールドワイド・スタジオチェアマンのShawn Layden氏が同職を退任することを発表した。PlayStation公式Twitterによると、Layden氏はSIEを離れるという。これまでのSIEへの多大なる貢献と努力を讃え、感謝が告げられている。

Layden氏は1987年に、東京のソニーに入社。キャリアを積んだ後にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE / 現 SIE)のロンドン支部へ異動。そしてSCEヨーロッパのバイスプレジデントに着任。その後もう一度日本へと活躍の場を戻し、ネットワーク関連のビジネスを統括。さらにSIEアメリカに移りCEOになった後、冒頭に述べたようにSIEワールドワイド・スタジオチェアマンとして、そしてPlayStationの顔として活躍していた。

国内のPSの顔が吉田修平氏であるとすれば、Layden氏はグローバルイベントの顔。E3など大きなイベントにはその姿を見せ、落ち着き聡明な振る舞いでプレゼンテーションをしてきた。PSビジネスを牽引し、ファンからも愛される同氏がSIEを離れるのはやや寂しくなるが、今後の活躍を祈りたい。

なお昨年のThe Game Award 2018では、ニンテンドーオブアメリカのReginald Fils-Aimé氏、SIEワールドワイド・スタジオチェアマンのShawn Layden氏、マイクロソフトの Gaming エグゼクティブ バイスプレジデントPhil Spencer氏の3人が並ぶ機会があった。プラットフォーム3社の顔3人が並び立つ絵が話題を呼んだが、Reginald Fils-Aimé氏とShawn Layden氏が職を離れており、残っているのはマイクロソフトのPhil Spencer氏のみとなっている。