地獄巡り青春ADV『Afterparty』10月29日発売へ。現世に戻るため学生2人がサタンと酒の飲み比べ勝負に挑む

 

米国のゲームスタジオNight School Studioは9月20日、『Afterparty』を10月29日に発売することを発表した。そして25日に放送されたSIEの「State of Play」では、『Afterparty』の最新トレイラーが公開された。同作は海外向けに発表されているアドベンチャーゲームであり、対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)およびPlayStation 4/Xbox Oneを予定。将来的にはNintendo Switch向けの販売も計画されている。

同作は『Oxenfree』で知られるNight School Studioの最新作である。主人公は、大学卒業を間近にして亡くなってしまった親友のミロとローラ。奈落の底で永遠の時を過ごすことになるかと思いきや、ひとつだけ抜け道があるという。地獄の長であるサタンと酒の飲み比べで勝てば、現世に戻してくれるというのだ。そこでミロとローラはサタンのもとへと辿り着くため、悪魔の宴会に参加する。

ネオン輝く地下街にて遊興にふけり、悪魔のバーテンダーにドリンクを頼み、カラオケやビアポンで奈落の青春を謳歌するミロとローラ。そんな活気溢れる地獄が描かれる本作では、アルコールの力によりキャラクターの言動が変わり、キャラクターの選択により物語や人間関係が変化するという。ドリンクの種類は30以上。これらはミロとローラの話し方をカスタマイズするアイテムだ。バーによって取り揃えている酒の種類は異なるため、新しい酒を求めていくつかの店をハシゴすることになるだろう。

こうしたコメディタッチの設定から、同作では「Bill & Ted」「Beetlejuice」といった80年代の名作や、青春コメディ「Superbad(スーパーバッド 童貞ウォーズ)」のような雰囲気を味わえるという(米国PlayStation.Blog)。そして物語の軸となるミロとローラの関係性については、付き合いの長い親友の良い側面だけでなく、互いを知りすぎているがゆえに起きる問題にも触れられるとのことだ。どちらの意見を聞き入れるのか、どちらに共感を示すのか。そうしたプレイヤーの判断により、2人の関係性は変化していく。また、2人が地獄送りになった理由も明らかとなっていく。

なおサタンの声優は、Telltale Gamesの『The Walking Dead』にて主人公リーを、『Batman: The Telltale Series』『Batman: Arkham Knight』などでルーシャス・フォックスを演じたDave Fennoy氏が担当。ローラ役は『Star Wars Battlefront II』に主人公アイデンとして出演したJanina Gavankar氏。地獄タクシーの運転手サム役は『ボーダーランズ』シリーズのタイニー・ティナや『ライフ イズ ストレンジ』のクロエ、『Horizon Zero Dawn』のアーロイなどで知られるAshly Burch氏が担当している。声優陣の演技にも期待できる作品となるだろう。