カプコンの『PROJECT RESISTANCE』は、1対4の非対称対戦サバイバルホラーに。PS4/Xbox Oneにてクローズドベータ実施決定


カプコンは9月12日、PlayStation 4/Xbox One/PC向けに開発中の新規プロジェクト『PROJECT RESISTANCE(プロジェクトレジスタンス・仮題)』のゲーム概要を発表した。また、クローズドベータテストの開催も決定している。

『PROJECT RESISTANCE』は、『バイオハザード』の世界観の中で描かれるオンライン対戦サバイバルホラーゲームだ。舞台となるのは、国際的な製薬企業であるアンブレラ社の成功と共に発展してきた、アメリカ北西部の街ラクーンシティ。アンブレラ社は公共の医療と福祉への貢献を標榜する一方で、生物兵器の開発という裏の顔を持っていた。

1対4の非対称マルチプレイを採用する本作では、プレイヤーはラクーンシティにて秘密裏におこなわれている人体実験の被験者(サバイバー)の4人チームと、拉致した若者たちを極限状況下に置き、恐怖への対処や行動などさまざまなデータを採取する実験者(マスターマインド)に分かれて対戦。サバイバーは、合わせて3つのエリアで構成されたステージから制限時間内に脱出することを目指し、一方のマスターマインドは、サバイバーたちの脱出の妨害をおこなう。

ステージ内には多くの監視カメラが設置されており、マスターマインドとなったプレイヤーはこれを切り替えながらサバイバーたちを監視。そして手元に用意されたカードを使い、任意の場所にゾンビなどのクリーチャーや罠を配置してサバイバーを攻撃する。サバイバーの行動を先読みして特定の場所に追い込んだり、チームを分断させたりなどの戦略が求められそうだ。さらに、配置したゾンビの精神を支配(スレイブ化)し、直接操作することも可能だ。目の赤いクリーチャーは、マスターマインドが操っていることを示している。

サバイバー側には、それぞれ事情や目的があって被験者となった、4人の個性的なキャラクターが用意されている。まずは、アタッカーのサミュエル・ジョーダン(通称:サム)。元ボクサーのサムは体力に優れ、特に拳による格闘戦を得意とする。ハッカーのジャニアリー・ヴァン・サント(通称:ジャン)は、カメラのハッキングにより監視を妨害するスキルを持つ。化学研究者であるヴァレリー・ハーモンは、仲間の体力回復をサポート可能。そしてタンクのタイローン・ヘンリーは、サムと同じく体力が高く近接戦を得意とし、さらに仲間の防御力をアップさせるスキルを持っている。

ゲームプレイにおいては、制限時間のタイムカウントを巡る攻防をおこなうことになる。タイムカウントは時間経過と共に減っていくが、プレイ内容によって増減する。たとえば、マスターマインド側の攻撃が成功したり、倒されたサバイバーがリスポーンするとタイムカウントはさらにマイナスされる。逆に、サバイバーがクリーチャーを倒したり、キーアイテムを入手するとタイムカウントがプラスされる。リスポーンする前に、瀕死状態の仲間を蘇生できればタイムカウントのマイナスを阻止できるため、サバイバー側はバトルを含め仲間との協力がカギとなるだろう。

発表されたばかりの『PROJECT RESISTANCE』であるが、早速クローズドベータテストがPS4とXbox Oneにて実施される。実施期間は10月4日16時から10月7日16時まで。PS4版は「バイオハザードアンバサダー」に登録した上で応募し、当選すれば参加できる。Xbox One版は、「Xbox Insider Program」に登録すると応募完了。9月30日23時に人数制限あり配信されるクライアントをダウンロードできれば参加可能だ。なお、いずれも応募期間は本日9月12日から9月19日までとなっている。詳しくは公式サイトの案内を確認してほしい。