『Fallout: NV』開発元が手がけるSF RPG『ザ・アウターワールド』では、ゲーム内のすべてのNPCを殺害可能。その影響で開発も困難に

『Fallout: New Vegas』などの開発元として知られるObsidian Entertainmentが手がける新作SF RPG『The Outer Worlds(ザ・アウターワールド)』では、プレイヤーはさまざまなNPCと出会いながらゲームを進めていく。そのNPCについて、本作では文字どおり全員殺してしまうことができるという。海外メディアPolygonPCGamesNが報じている。

『The Outer Worlds』にてプレイヤーは、銀河の最果てに位置するコロニーHalcyon(ハルシオン)に向かう入植者の宇宙船の中で数十年間のコールドスリープから目覚め、大企業によって開拓された複数の惑星のコロニーを舞台に冒険。そして、コロニーの破壊を目論む巨大な陰謀に巻き込まれていく。そのゲームプレイにおいてプレイヤーは、NPCとさまざまな形で関わることになる。

たとえばクエストを請け負ったり、なにか情報を入手したりする際はNPCとの会話の中でおこなわれる。また、プレイヤーはNPCをリクルートし、クルーとして2人まで同行させることが可能。クルーは、テラフォーミングの失敗により生み出されたモンスターや敵対勢力などに対して協力して戦ってくれたり、ほかのNPCとの会話に割り込んで自らの主張を展開したり、選択への助言をくれることもある。あまり深く関わることのないNPCも多数存在するだろうが、本作では出会ったNPCは誰であれ殺すことができるそうだ。そして、全員殺したとしてもゲームはちゃんとクリア可能なのだという。

開発元Obsidianは、かつて手がけた『Fallout: New Vegas』でも似たようなアプローチを取っており、一部の例外を除いてNPCは全員殺すことができる自由度を持たせていた。『The Outer Worlds』では、会話でのセリフやクエストの攻略方法など、プレイヤーにはあらゆる場面で選択が求められる。出会ったNPCを生かすのか殺すのかも、ふたたびプレイヤーに委ねようということなのだろう。上に掲載したトレイラーの中盤でもそうした場面が紹介されており、単に殺せるというだけでなく、生かした場合と殺した場合で、物語やプレイヤーに対しての影響が変わってくることを示唆している。

同スタジオのシニアデザイナーBrian Heins氏によると、本作のプロデューサーのひとりは、出会ったNPCがどのような役割を持っていようが、口を開く前に殺してしまうプレイスタイルなのだそうだ。本作はそれでもクリア可能ではあるものの、全員殺してしまうのはかなり困難な体験になるとしている。

また、こうした自由度の高い仕様は開発を非常に難しいものにしているとも述べる。重要なクエストや情報を持っているNPCを殺した場合、プレイヤーにはそのNPCから得られたはずのものを別の形で入手できるよう用意しないといけないからだ。ひとつの例としては、殺したNPCのオフィスに行き、金庫をピッキングして情報を得ることが紹介されている。

さらに、重要なNPCを殺した場合、クエストなどでのダイアログが不自然にならないようアップデートさせる必要があり、あらゆるNPCの死に対応させているとのこと。ただ、この複雑で膨大な作業の中ではバグが発生したり、ローカライズ費用が跳ね上がっていったそうだ。同スタジオでは、バグ修正に取り組んでいる間は、後悔と共にもっと簡単なゲームにしたいという気持ちになったものの、こうしたゲームが好きだったということを再確認するに至ったという。

*エッジウォーターと呼ばれる企業所有の田舎町でのゲームプレイ。町の管理者からクエストを請け負うが、向かった先にいる町の対立勢力とも関係を築くなかで、どちらの側につくのか選択が求められる。

『The Outer Worlds』は、PC/PS4/Xbox One向けに10月25日発売予定。またNintendo Switch版も、時期は未定ながら発売決定している。本作は日本語に対応し、日本でも海外と同時発売予定だ。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog