鳥アドベンチャー『Feather』Nintendo Switch向けに近日国内発売へ。鳥になり島を飛び回る、ただそれだけのゲーム

インディースタジオSamurai Punkは、『Feather』をNintendo Switch向けに近日国内発売すると弊誌に明かした。『Feather』は、ただ鳥になり飛ぶというだけのゲームだ。

インディースタジオSamurai Punkは、『Feather』をNintendo Switch向けに近日国内発売すると弊誌に明かした。海外Nintendo SwitchおよびSteam版は現地時間4月5日に発売済み。国内発売にむけては、現在レーティング審査をおこなっているという。海外eショップ向けの定価は9.99ドル(Steamは1010円)。

『Feather』は、鳥となり空を翔けるアドベンチャーゲームだ。三人称視点で鳥を操作し、巨大な島を飛び回る。プレイヤーのすることは、ただひたすら空を飛ぶことである。高度を上げて大空を飛んでみたり、地面すれすれを飛んでみたり、鳴いてみたり、ローリングをしてみたり。スティック移動もしくはジャイロコントロールで鳥を操作し飛んでいく。ゲームオーバーの概念などはなく、もし地面などに激突してしまった際には時間がリワインドされ、直前から飛翔は再開される。

島には、さまざまなロケーションや仕掛けが存在するが、物語などはない。何度も繰り返すが、本作はただ飛ぶだけのゲームだ。サウンドデザイナーMitchell Pasmans氏が手がける、9種類の落ち着いたアンビエントな音楽を背景に、世界を飛び回る。また、鳥を取り巻く環境は若干変化していく。昼夜のサイクルが導入されており、飛んでいるうちに夜になっていたり、夜が明けていたりなど景色は徐々に変化する。またNintendo Switch Onlineに加入していれば、他のプレイヤーが世界に登場し、マルチプレイのような形で一緒に飛び回ることが可能。もちろん、他プレイヤーを無視して自分の飛びたいように飛び続けることもできる。

『Feather』は、鳥になるというだけのミニマルな作品。特に目的や物語などは存在しない、「リラクゼーション」に特化させたゲーム。一方、『Screencheat』や『The American Dream』を手がけてきたSamurai Punkらしい、ユニークなコンセプトを一貫する試みが光る。鳥になってみたい、他の鳥と飛んでみる体験をしたいという方は、国内配信を楽しみにしておこう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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